【京都府京都市】ロームシアター京都で、響き合う音と映像の融合LIVE「ライブ・シナスタジア」開催!

演者と聴衆という関係性をも交錯

ちなみに、公演名にある「シナスタジア(synesthesia・共感覚)」は、“絵画が聞こえる”“音楽が見える”といった、交錯した感覚が自然におこる現象のこと。「ライブ・シナスタジア」では、「観客」の存在を「音」と「映像」に、さまざまに相互作用させることによって、演者と聴衆という関係性をも交錯させることも目論んでいるとのことだ。

全3公演の「ライブ・シナスタジア」

「ライブ・シナスタジア」初日の4月18日(土)19:30~21:00は、Takashi Mori氏のMV『druminism』の収録を公開しながら、観客が積極的にその空間において共演。映像クリエーターMasakazu Watanabe氏のコンピュータグラフィックスが、電子化されたTakashi Mori氏のドラムの音によってさまざまに反応するよう設計されており、その中で音と映像がシナスタジア的に連動しながら、同時に観客と演者の境界も不明瞭にしていく。

2日目昼の部15:30~17:00は、1970年の大阪万博に展示されていた「バシェの音響彫刻」をテーマにした短編ドキュメンタリー映画『音と形』の上映と、トークイベントを実施。楽器でありながらオブジェでもある、シナスタジア的存在の音響彫刻をめぐって、楽器の音色だけではなく、それが鳴り響いている空間そのものを表現した意欲的な作品を鑑賞しよう。

最終の2日目夜の部18:00~19:30は、『音と形』の映像と、それに触発されたTakashi Mori氏のドラム、そしてそれに影響されたMasakazu Watanabe氏のコンピュータグラフィックスの画像、さらにN.U.I.projectと同メンバーである升田学のワイヤーアートとダンスが影響しあいながら、“シナスタジア的空間”を即興LIVEで共創する。

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