「アタック25」芸能人大会で宇治原史規、岡田圭右ら4チーム8名が激突 パートナーとの相性とパネルの取り方が勝敗を分ける決め手に

「アタック25」芸能人大会で宇治原史規、岡田圭右ら4チーム8名が激突 パートナーとの相性とパネルの取り方が勝敗を分ける決め手に


「パネルクイズ アタック25 Next」 / ※提供画像
「パネルクイズ アタック25 Next クイズ芸能人大会」(BS10<ビーエステン>、アプリ「つながるジャパネット」で見逃し放送あり)が1月12日(日)に放送。1975年4月6日に放送が始まった「パネルクイズ アタック25」は2025年に番組放送開始を迎える。そんな節目に、今後のクイズ界を盛り上げるためにも各テレビ局のクイズ番組で活躍している芸能人を集めて「パネルクイズ アタック25 Next 人気クイズ番組 夢の共演SP!クイズ芸能人大会」が開催された形だ。「アタック25」としては初のゴールデン帯となる19時からの放送であり、新たなスタジオセットや新クイズを加えるなど、内容もリニューアルされている。今回出演の8人の中から、宇治原史規、大家志津香、富永美樹、岡田圭右の4名に取材を行い、見どころをたっぷりと語ってもらった。

■宇治原「オールジャンルで問題の幅が広くて実は結構難しいんです」

――歴史の長いクイズ番組ですが、今回、どんな気持ちで臨まれましたか?

冨永:子どもの頃からクイズが好きで、いろんなクイズ番組を見ていたんですけど、「いつか出てみたいな」と思っていた一つが「アタック25」だったんです。小学生の私に「数十年後に出られるよ!」と伝えたいくらい、出演が決まった時は嬉しかったです。放送開始から50年っていうのがすごいですよね。私もいろんな番組に携わってきていますが、長く続けられるというのが一番嬉しくて、一番大変なことだと思っています。だから、改めてすごい番組だなと思いました。

大家:私も小さい頃からよく見てきた番組ですけど、知識がないと出られないクイズ番組というイメージがあったので、出演が決まった時は「大丈夫かな?」と思いました。私は知識が問われる問題よりもひらめきとか謎解きのほうが得意なので、もしかしたら数秒しか映らないんじゃないかっていう不安もありました。でも実際はいろんなタイプの問題が出されたので、もうちょっと映っていると思います(笑)。

――宇治原さんはいろんなクイズ番組にも出演されていますし、今回も視聴者からも“本命視”されていると思いますが。

宇治原:いやぁ、どうでしょうね(笑)。でも、自分の年齢よりも上ですからね、この番組は。それこそ自分の親が見ていた番組でした。うちの両親もクイズ番組が好きなので、そういうふうに家族で見てきた番組に出られるというのがすごく嬉しいです。大家さんが言ってたように、オールジャンルで問題の幅が広くて実は結構難しいんです。でも勉強的な知識が必要なものばかりじゃないので、誰でも参加できるんです。それがこの番組のすごいところだなと思いますね。

――誰もが優勝を目指せる番組だと。

宇治原:はい、そう思います。全員にチャンスがあります。

■冨永「本当にパネルの取り方が運命を分けたりすると思います」

――岡田さんはどうですか?

岡田:「アタック25」といえば、関西だと日曜日は「新婚さんいらっしゃい」と「アタック25」を続けてみてるみたいな感じもありましたし、昭和を象徴するような家族で見て楽しむクイズ番組ですよね。それが今も同じような形で放送されるということで、テレビをもう一度、原点である“家族みんなで見れる”ということを思い出させてくれる番組のひとつなんじゃないかなって。放送開始から50年ということですが、この先もずっと続いてもらいたいですね。

冨永:やっぱり安心感がありますよね。ボタンを推した時になる音も聞き馴染みのある音ですし。

――ずっとシステムが変わっていないというと、タイトルにもあるように“パネル”が大きな特徴だと思います。パネルの取り方も勝負を大きく左右しますよね。

岡田:パネルの取り方が全然分からないですね。実際にやりましたが、難しかったです。

宇治原:僕も正直そんなに分かってないです。でもやっぱり“角”を狙って“周り”から取っていくことが最終的に効果的になっていくのかなって思います。

岡田:取り方を間違えたら、せっかく正解してもすぐに他の人の色になってしまうので。

宇治原:今回は“ロスト”というシステムもありますし、“アタックチャンス”もあるので大逆転のチャンスもあるわけです。

大家:ルールはシンプルなんですけど、逆にそれだからこその難しさを感じました。

冨永:パネルをどう取るかというのも重要な戦略というのもやっていて改めて感じました、私も。

岡田:番組のファンも多いので、そういう方のほうが上手な取り方知ってると思うんです。なので、「なんでコイツ、ここ取ったんや!」みたいな感じで見られるんやろうと思うんですよ。いやぁ、なかなか奥が深いです、これは。

冨永:本当にパネルの取り方が運命を分けると思います。正答数がそんなに違わなくても取り方次第で結構な差がついてしまいますから、いかにパネルを取るかがこの番組の大命題とも言えるのかなと。

岡田:長いこと司会されていた児玉清さんは、参加者よりもパネルの取り方が分かっていたと思うんです。いろんなパターンを見てらしたから。谷原さんもそんな感じでした。結構思ってることをズバッと言われるんですよ(笑)。

■岡田「準備したと言えば、パーマをかけました」

――司会としての谷原さんの印象は?

岡田:あの声がいいんですよ。司会ということで黒子に徹してる感じがありますし、落ち着いたトーンで話をされる。出場者はパニックになったりテンションが上がったり、焦ったりしますけど、そんな時でもあのトーンで話されることによってちゃんと番組が進んでいく感じがしました。

冨永:芸能界の中でも「いい声ランキング」できっと上位だと思いますし、本当にあの声のトーンがいいですよね。私はアナウンサーという職業柄、声をすごく聞いちゃうので、たまに谷原さんの声を聞いてボーッとしてしまって…。回答が疎かになったりするくらいでした(笑)。

宇治原:それと、絶対にいろんなことを知ってはると思うんです。なので一回、出場者として座って答えてるところを見てみたいです。

――確かにそれは見てみたいですね。ちなみに、今回の出演に向けて何か準備はされましたか?

宇治原:僕はクイズ番組に対してのクイズの部分での準備はしないようにしています。特に何か準備するんじゃなくて、何もせずにフラットな状態で臨むようにしているので、今回も何もしてません。大事なのは“メンタル”の部分だと思うんです。

というのも、以前も「アタック25」に出演させてもらったことがあるのですが、その時は芸能人大会じゃなくて。一般の人たちの中に一人だけ僕が混じってるという感じだったんですけど、惨敗しました。結構プレッシャーがあって、気持ち的に負けてたんだと思うんです、最初から。気持ち的なミスが多くて惨敗した記憶があるので何もせず、気持ちもフラットな感じで臨むのがいいのかなって。

――岡田さんは何か準備は?

岡田:僕もクイズ的には何もしてないですね。準備としたと言えば、パーマをかけました。新年の放送ですから(笑)。

宇治原:さっきの話の流れで言わせてもらいますけど、今回の出演者の中に岡田さんの名前があったんで、「あ、大丈夫だ」と平常心になれました。

岡田:なんでやねん!

冨永:わかる!

岡田:いや、「わかる!」やないでしょ!俺だけじゃなくて、大家もおるでしょう!

大家:私は純粋に、岡田さんの名前があって安心しました。

岡田:やかましい!お前に言われたないわ。

宇治原:全員の精神安定剤になってるんですよ。なので、岡田さんは本番が始まるまでにちゃんと役目を果たしてくれてたわけです。

岡田:うわぁ、もう腹立つわ(笑)。

■大家「モーリーさんはめちゃくちゃマイペースな方でした」

――岡田さんの役割も分かりましたが、今回2人1組のペア形式。パートナーの印象はどうでしたか?

大家:私はモーリー・ロバートソンさんと組ませていただきましたけど、モーリーさんはめちゃくちゃマイペースな方でした。いろんなことを積極的に話してくださるんですけど、私は何一つわからなかったので、相槌を打つのがうまくなった気がします(笑)。

岡田:モーリーさんは感性の人なんですよね。

――宇治原さんは三浦奈保子さんとの京大・東大ペアでしたが。

宇治原:クイズ番組で結構共演させてもらってたんでやりやすかったですね。僕が苦手なものが三浦ちゃんが得意だったりするので、いいペアだったんじゃないかと思います。

――岡田さんは岡真由美さんとの“岡・岡”ペアで。

岡田:はい、岡・岡ペアは良かったですよ。岡さんはすごく元気な方ですし、着物姿で一番華やかさもありますし、いいコンビだと思います。

――冨永さんは宮川一朗太さんとのペアでしたが。

冨永:「東大王」で一朗太さんは「オセ朗太」と呼ばれてるくらいオセロの戦略を担っていた方なので、今回もパネルを取ることに関して一朗太さんにお任せしていました。私一人だったらパネルをどう取ったらいいのかわからないので、この番組は一朗太さんとのペアじゃないと私は無理です(笑)。クイズ番組を通して“戦友”みたいな感じなので、一朗太さんとペアで良かったです。

◆取材・文=田中隆信

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