「アレルギー検査の費用」はどれくらい?保険適用・自費診療の費用も医師が解説!

「アレルギー検査の費用」はどれくらい?保険適用・自費診療の費用も医師が解説!

アレルギー検査の費用はいくら?Medical DOC監修医がアレルギー検査の費用・種類・生命保険や保険適応の有無・自費診療の費用・検査の流れなどを解説します。

≫「アレルギー検査」で何がわかる?検査の種類から結果の見方まで医師が解説!

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

【大人】アレルギー検査の費用はいくらかかるの?

アレルギーと聞いて、どのような病気を想像しますか?代表的なアレルギーとして花粉症や気管支喘息、蕁麻疹、接触性皮膚炎などが挙げられます。どれも聞いたことがある病気ではないでしょうか?このアレルギーの発症の仕方には何通りか経路があります。
代表的な経路をいくつか解説します。最も有名なものが「Ⅰ型アレルギー(即時型アレルギー)」です。アレルギーの原因(アレルゲン)摂取直後から2時間以内に起こりやすいのが特徴です。この反応は、好酸球やIgE抗体を介して起こるため、好酸球数やIgE抗体の量を測定することでアレルギーの反応を数値化しています。この経路で起こる代表的なアレルギーが花粉症、気管支喘息、蕁麻疹、アナフィラキシーショックなどです。
次に、「Ⅳ型アレルギー(遅発型アレルギー)」と呼ばれる経路は、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎(かぶれ)を引き起こします。この経路の反応は、半日から数日かけてゆっくりと起こります。
このように、起こしている経路が違うこともあり、何のアレルギーの検査をしたいのかにより選択するアレルギー検査が異なります。この記事では、代表的なアレルギー検査について解説いたします。

保険適用となった場合のアレルギー検査の費用

アレルギー性鼻炎、花粉症、食物アレルギーなどアレルギーに伴う症状があった場合に、医師の判断で保険適応か判断をしたうえで検査をします。保険適用された場合、おおむね以下のような自己負担額となりますが、このほかに診察料なども入るため詳しくは受診する医療機関にお問い合わせください。
検査費用(3割負担)
・MAST36、MAST48mix、VIEW39約5000円~6000円
・RAST1項目で約1000円
・パッチテスト、パッチパネルテスト約6000円程度

自費診療となった場合のアレルギー検査の費用

保険の適応とならないと判断された場合には、自費診療となります。自費診療は診察料も含め医療機関ごとに異なります。詳しくは受診する医療機関に直接お問い合わせください。

検査費用(自費)
・MAST36、MAST48mix、VIEW39約6000円~17000円程度
・RAST約3000円~(項目数などにより変動あり)
・パッチテスト、パッチパネルテスト約20000円~

【子供】アレルギー検査の費用はいくらかかるの?

子供の検査費用は基本的には大人と変わりません。しかし、保険適用された場合には、自治体などによっては、負担金がないこともあります。詳しくは受診される医療機関にお問い合わせください。
また、子供のアレルギー検査ができない病院もありますので、問い合わせた上で受診しましょう。

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