塩や砂糖が固まる原因は湿気や乾燥
容器に入れて保存していても、ふたを閉め忘れていたり、長期間保存していると、容器内に湿気が入ってしまいます。それが原因となり、塩は固まってしまうといわれています。
砂糖が固まってしまう原因は、塩とは少し異なり、湿気によって砂糖の表面が溶けてくっつき、乾燥によって固まってしまうのです。
塩と砂糖、どちらの場合も保存方法は、密閉容器に入れて湿気の少ない場所で保存すること。塩の場合は、生米や生米を煎ったものを加えて保存すると、固まりにくくなるそう。砂糖の場合は、ヨーグルトなどについてくる顆粒状砂糖(粒状の砂糖)を加えるといいそうです。
塩や砂糖が固まってしまったら電子レンジを使う
前述のように、いくら保存方法に気を付けていたとしても、固まってしまうことがありますよね。そんなときは、塩も砂糖も電子レンジで加熱します。30秒~2分程度様子を見ながら、簡単に崩せるようになるまで加熱するだけ。
他の方法としては、塩はフライパンで煎って水分を飛ばす方法もあります。砂糖の場合は、逆の方法として水分をプラス。霧吹きで砂糖に水分を与えたり、水分を多く含む食パンを保存容器に入れるなどの方法があるのです。しかし、水分を与えすぎると、砂糖が蜜状になり、余計に固まってしまう可能性もあるのでご注意を。
「塩や砂糖は固まりやすいものだから…」と諦めて、日ごろ固まった状態のものを削りながら使っている人もいると思いますが、ちょっとした工夫で改善できるかもしれません。もし、今現在困っているようであれば、今回紹介したような方法を試してみてはいかがでしょうか?
(文・山手チカコ/考務店)
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