2023年の春、母が脳梗塞(のうこうそく)で倒れたのを機に、実家に戻ることを決意した私のお話です。
母を介護する覚悟を
入院の後、母は半身にまひが残る後遺症を負ってしまいました。それまで私は1人暮らしをしていたのですが、母のことが心配で、実家に戻ることにしました。母は高齢ということもあり、日常生活にも苦労していたところに、体の不自由が追い打ちをかけました。見ているのがつらく、私が一緒に住んで介護することを決意したのです。
育ててくれた恩返しと思って
仕事が終わるとすぐに実家へ帰り、食事の支度や洗濯など、できる限りのことをしています。正直、大変なときもあります。夜中に何度もトイレに付き添ったり、思うように動かない母にイライラしてしまうこともあります。でも、今まで苦労をかけてきた分の恩返し、そう思うと不思議と力が湧いてきます。
配信: 介護カレンダー