バラエティ番組の企画などで豪快な買い物をしたり、私生活での派手なお金遣いを露骨にアピールすることで注目を集める芸人たちはどの時代も一定数いるものだ。
お笑いトリオ「四千頭身」の後藤拓実も、お笑い第7世代ブームに乗ってブレイクを果たしたことで、若くして高級車のアウディを購入し、住まいをタワーマンションに移したりと、羽振りが良い生活を送っていた。
しかし、次第に収入が落ちていき、23年頃には家賃よりも収入が下回ったことで住んでいたタワーマンションを退去。昨年には全財産が一時15万円にまで追い込まれたという彼がネットニュースメディア「ENCOUNT」のインタビュー記事で、これまでの紆余曲折人生を振り返って、大きな反響となっている。
後藤は金銭難を招いた1つの原因として、6万円の服、7000円の灰皿、3万円の砂時計など“いらない”小さな出費を重ねたことを挙げている。そのうえで、「お金を使う以外のボケをしろって、もっと考えられなかったのかなって思いますよね」と、当時の“お金を使う芸風”を反省したのだった。
「立ち位置が中央で、ブレイク時はトリオの中で最初にスポットライトを浴びた後藤ですが、現在は相方たちの躍進が目立っています。芸能界随一の服好きとして知られる都築拓紀はファッションブランドを立ち上げましたし、石橋遼大も俳優業に力を入れており、どちらもお笑い以外のピン仕事が順調で、収入面でも逆転現象が起こっているといいます」(エンタメ誌ライター)
ちなみに、お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の吉村崇も、月収30万円の時に家賃35万円の家に住んだり、番組のハワイロケで300万円近い高級時計を買ったりといったエピソードを持つ破天荒芸人だが、最近はこちらも金銭難が囁かれている。
24年11月に放送されたバラエティ「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)では、所有する高級車を写真付きで紹介し、自身の浪費家ぶりをアピールするも、番組MCの有吉弘行からは「吉村ってさ、こういう浪費して元気ならいいんだけど、普段元気ないんだよね」と、裏の顔を暴露されていた。
吉村も元旦に一般女性と結婚したばかりとあって、無理をしてお金を使う芸風は今が辞め時であることに気付いてほしいところだ。
(田中康)
配信: アサジョ
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