管理栄養士が教える! ダイエットにオススメのおつまみ4選「これも太らないの!?」

管理栄養士が教える! ダイエットにオススメのおつまみ4選「これも太らないの!?」

最近体重が気になってきた、けれど仕事柄お酒を飲む機会が多い、少しくらいはお酒を楽しみたい! そういったお悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで今回はお酒を飲むときに体重を増やさない「ダイエット向けおつまみ」を、管理栄養士の飯田優季さんに紹介していただきました。

編集部

具体的にダイエット中におすすめな太りにくいおつまみを教えてください。

飯田さん

マグロやカツオなどの赤身の魚

レバー

チーズなどの乳製品

ナッツ類

がおすすめです。たんぱく質やナイアシン、亜鉛、ビタミンB1を補うことでアルコールの分解を助けます。できればお酒が体に入る前にこれらの栄養素を補いたいので、1杯目はゆっくり飲みながら、おつまみを先に食べてあげましょう。

編集部

食事のシメに炭水化物が食べたくなるのを抑えるためには、何を食べればいいですか?

飯田さん

先に述べたように、お酒のシメにラーメンなど炭水化物が摂りたくなるのはセロトニン不足が一因です。なので、セロトニンの増やすトリプトファンやビタミンB6を多く含む食べ物を選びましょう。チーズやヨーグルトなど乳製品、レバー、大豆製品、ナッツ類に多く含まれています。腸内環境を整えることもセロトニンを増やすために大切なポイントですので、お酒を飲む際も可能な限り野菜も積極的に食べてくださいね。

編集部

チーズやナッツは脂質が多いイメージですが、食べてよいのですか?

飯田さん

脂質はアルコールの吸収をゆるやかにする作用があるため、酔いが回るのを遅らせてくれます。チーズの脂質には短鎖および中鎖脂肪酸が多く含まれていて、ほかの脂肪酸に比べて燃焼されやすいという特徴があります。また20~30%を占めるたんぱく質は、発酵と熟成によってより吸収されやすい状態になっています。ナッツは魚と同じ体に良い油であるオメガ3脂肪酸を含んでいます。また、食物繊維やカリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。過度な摂取は良くありませんが、揚げ物やスナック菓子などに比べれば脂質のダメージは遥かに小さいです。もちろん食べ過ぎには注意で、チーズは1日50g程度、ナッツは1日20~30gを目安にお召し上がりください。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

飯田さん

まずは普段から栄養バランスの取れた食事と、規則正しい生活を心がけましょう。そのうえで今回ご紹介した太らないおつまみを賢く選べば、おいしくヘルシーにお酒が楽しめます。ほどよい量のお酒を心がけながら健康も両立できるよう楽しんでくださいね。

監修管理栄養士:
飯田優季(管理栄養士)

管理栄養士として、健康食品やサプリメントの商品監修、専門誌・栄養情報サイトのコラム執筆、料理教室など様々な活動に携わる。 世界3大ミスコン「ミスグランドインターナショナル」では日本代表選手の栄養コンサルタントを行うなど、ダイエット、体質改善、増量など、ボディメイクに関する個別サポートを中心に活動している。

※この記事はMedical DOCにて<ダイエット中の『お酒のおつまみ』賢い選び方は? 何も食べないのは良くない? 管理栄養士解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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