普段から薬を服用している方が、お酒を飲んだ後に服用しても大丈夫なのでしょうか? アルコールと薬の相互作用は、効果の低下や予期せぬ副作用を引き起こす可能性があり、お酒を飲んだ後の正しい薬の服用方法を知ることが必要です。今回は薬剤師の山形さんに、お酒を飲んだ後に薬は飲まない方がよいのかについて詳しく解説いただきました。
監修薬剤師:
山形 ゆかり(薬剤師)
近畿大学薬学部薬学科卒業。卒業後、総合病院で糖尿病病棟の薬剤師として勤務。病院での経験を通じて「食の重要性」を深く感じ、食に関する資格を取得。現在は、「健康は食から」というモットーのもと、薬膳など食の知識を活かした薬剤師としての啓蒙活動中。薬膳アドバイザー・フードコーディネーター・フードアナリスト
編集部
まず基本的なところですが、薬を飲む際は水以外で飲まないほうがいいですか?
山形さん
はい。薬を服用する際には、水かぬるま湯で飲みましょう。ほかの飲み物との組み合わせによっては、薬の効果が弱まる・強くなる可能性があります。例えば、牛乳や乳製品は、一部の抗生物質や鉄剤の吸収を妨げ、コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、薬の効果を変化させることもあります。詳しく知りたい場合は、かかりつけの薬局にいる薬剤師に聞いてみましょう。そして、アルコールは幅広い薬剤との相互作用が知られています。
編集部
夜寝る前に薬を飲む必要があるのですが、お酒を飲む予定があります。薬は飲まないほうがいいですか?
山形さん
薬は指示通りに服用する必要があります。お酒を飲んでから十分に時間を空けて服用するか、可能であればお酒は飲まないようにする方がいいでしょう。薬によっては、飲む時間帯を変更できるものもあります。自己判断せず、医師や薬剤師に相談してみましょう。
編集部
お酒の種類は関係ありますか?
山形さん
お酒の種類は関係ありません。お酒はビール、ワイン、ウイスキーなど、どの種類であっても、薬と併用すると副作用のリスクが高まり、効果が弱くなる可能性があります。アルコールは肝臓で代謝されるため、同じく肝臓で代謝される多くの薬剤に影響を与えてしまうのです。薬を服用する際は、安全を最優先に考え、アルコールの摂取は避けることが基本です。
※この記事はMedical DOCにて<「お酒を飲んだ日の薬の服用」はどうすればいい? 何時間空けるべき? 【薬剤師監修】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
配信: Medical DOC
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