バルサミコ酢って料理に使うとおいしいですが、それほど日常的に使う調味料ではないですよね。買ったはいいけれどそのまま使わずに忘れられてしまうことになりがち…ではないですか?最近、あの川越シェフがバルサミコのおいしい使い方をYouTubeで紹介していました。その料理が「豚のすき焼き風バルサミコ煮込み」です。バルサミコ酢を何と大さじ3も使うというので、どんなものなのか興味津々です。さっそく作ってみました!
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川越シェフの「豚のすき焼き風バルサミコ煮込み」の材料と作り方
【材料】※2人分
バルサミコ酢…大さじ3
しょうゆ…大さじ1
砂糖…大さじ1
みりん…大さじ1
長ねぎ…1/2本
なす…1本
トマト…1個
えのきたけ…1/2個
豚ロース肉…2枚
小麦粉(薄力粉)…適量
オリーブオイル…適量
塩…適量
黒こしょう…適量
長ねぎは1cm程度の斜め切りにしておきます。
なすは縦半分に切っておきます。
トマトは半分に切ってヘタをとっておきます。
えのきは束が残るように分けておきます。
豚肉は脂が集中している部分を切り離して、小さく切っておきます。
ロース肉の残った赤身部分は、筋切りをしておきます。
【作り方】※調理時間:30分
1. フライパンにしょうゆ、みりん、砂糖、バルサミコ酢を入れ軽く火にかけ、砂糖が溶けたらボウルに移しておきます。
2. なすの皮目に切込みを入れて塩適量を振り、切り口側に小麦粉を軽く付けます。
3. フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、切り口を下にしてなすを入れます。
4. 長ねぎを加えます。
5. なすを裏返し、長ねぎをほぐしたところにえのきを加えて炒め、しんなりしてきたら長ねぎとえのきを取り出します。なすもいい感じに火が入ったら取り出しておきます。
6. フライパンにオリーブオイルを足して、切り口に小麦粉をつけたトマトを焼きます。
7. トマトを裏返して焼き、火が入ったら取り出します。
8. フライパンをキッチンペーパーで軽く拭き、中火のまま豚肉の脂を入れて塩、黒こしょう適量を振ります。
9. 脂がきつね色になったらロース肉を入れて、塩、黒こしょう適量を振ります。
10. 片面に火が通ったら、肉を裏返して裏も焼きます。
11. 野菜(なす、長ねぎ、えのき、トマト)と1で作ったソースを入れます。
12. 肉に火が入ったら、肉だけ取り出して少し強火にしてソースを煮詰めます。
13. 肉を戻してソースに絡め、ソースごと器に盛りつけて出来上がりです。
砂糖も入っていますし、すき焼き風とのことで甘いのかなと思って食べてみました。すると、甘みが強いわけではなく、味が濃いわけでもなく、想像以上にはすき焼きですが酸味がきりっとしていておいしい仕上がりになっていました。バルサミコ酢がしょうゆの3倍使われていますので、バルサミコ酢の酸味とトマトの酸味のおかげですき焼き特有の甘さが軽減されているような感じです。濃厚な旨味を持っている酢ですので、わたしにはこのくらい甘みが抑えられたすき焼きの方が好みです。特に、えのきが抜群においしいです。
バルサミコ酢はブドウ果汁を濃縮して樽に詰めて長期保存して作るイタリアの特産品で、Balsamicoと書きます。香ばしいといった意味の言葉ですが、最低12年熟成させる他にもブドウの品種などがちゃんと法律で決まっていて、さらに熟成させたものはかなり高価になります。つまり普段スーパーなどで目にしているバルサミコ酢は本来のバルサミコ酢とは別物で、添加物等を利用して大量生産された普及品なのです。とはいえ原料や味にはこだわって作られていますので、当然普通の酢よりは高くもなりますし、味もよいものなのです。
ワインに赤と白があるように、バルサミコ酢にも赤と白があります。味も風味も違いますので、わたしはカルパッチョなどには白、肉の香りづけには赤というように使い分けています。それでも毎日使うわけではないし1回の使用量も限られますので、1本買うとなかなか減りません。その意味では、このレシピのように使い切れずに残っているバルサミコ酢を使ってみるのもよいと思います。ちなみに川越シェフがYouTubeの中でバルサミコ酢を使ったドレッシングも紹介していましたので、こちらも作ってみようかなと思っています。
おいしい煮込みができますので、バルサミコ酢が余っていましたらぜひ作ってみてください!
配信: あたらしい日日
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