セラミックの歯が欠けた場合の対処法や予防法
セラミックの歯が欠けた場合の対処法を教えてください
セラミックの歯が欠けた場合、欠けた部分を無理に触らず、まずは欠けたセラミックの破片を保存しましょう。破片があると、歯科医院での修復に役立つ場合があります。次に、できるだけ早く歯科医院へ連絡し、早急な診察を受けることが大切です。欠けたセラミックの修復方法は、欠けた範囲や程度により異なります。小さな欠けの場合は、歯科用接着剤やレジンを使用して修復するケースが多いようです。一方、大きく欠けた場合や全体が外れた場合は、新しいセラミックを作り直す必要があります。
また、応急処置として、欠けた部分が鋭利になっている場合は、舌や口内を傷つけないようガーゼやティッシュで保護してください。食事の際も、硬いものを避け、優しい食感のものを選ぶようにしましょう。
セラミックの歯が欠けた場合にかかる修理費用を教えてください
セラミックの歯が欠けた場合、修理費用は欠けた程度や修理の内容によって異なります。小さな欠けや表面の削れなどの場合、部分的な補修であれば1万円〜3万円程度の費用がかかることが多いようです。しかし、欠けが大きい場合やセラミック全体のやり直しが必要な場合は、5万円〜15万円程度の費用がかかることもあります。また、セラミック治療を受けた歯科医院によっては保証制度が設けられている場合があります。歯科医院では1年〜5年程度の保証期間を設けていることが多く、期間内であれば無償または割引価格で修理を受けられるケースもあります。保証の適用条件や期間は医院ごとに異なるため、治療を受けた際に確認しておくことが大切です。
セラミックの修理費用は決して安くないため、日頃から正しいケアと定期的な検診を行い、セラミックの歯を長持ちさせることが重要です。
セラミックの歯が欠けないように予防する方法はありますか?
セラミックの歯が欠けないように予防するためには、日常のケアと生活習慣の見直しが重要です。まず、硬いものを噛む習慣を避けることが大切です。氷や硬い飴、骨付きの食べ物などを噛むと、セラミックに強い力が加わり欠ける原因となります。また、歯ぎしりや食いしばりがある方は、就寝時にマウスピースを装着するのをおすすめします。マウスピースの使用によって、セラミックの歯への過剰な負担を軽減できます。
さらに、定期的な歯科検診を受けることも予防のポイントです。歯科医師がセラミックの状態をチェックし、早期に問題を発見し、対処すると欠けるリスクを減らせます。適切な歯磨き方法も欠かせませんが、硬い歯ブラシや強すぎる力で磨くと、セラミックの表面に傷がつくことがあるため、やわらかい毛の歯ブラシを使いましょう。
編集部まとめ
ここまでセラミックの歯が欠けた場合についてお伝えしてきました。要点をまとめると以下のとおりです。
セラミック治療とは、歯の欠損や変色をセラミック素材で補い、機能性や審美性を改善する治療法
セラミックの歯が欠けた原因には、噛み合わせの不具合や硬い食べ物を噛む、歯ぎしりや食いしばりによる強い力が原因となることが多い
セラミックの歯が欠けた場合は歯科医に相談し、予防には硬いものを避ける、マウスピースの装着、定期的な歯科検診が有効とされている
セラミックの歯を長持ちさせるためにも、日々のケアと予防を意識し、セラミックの歯をしっかり守りましょう。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事の監修歯科医師
箕浦 千佳歯科医師(長谷川亨歯科クリニック 歯科医師 / 名古屋デンタルオフィス)
朝日大学歯学部卒業 / 現在は長谷川亨歯科クリニック非常勤勤務
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配信: Medical DOC
