インプラントの保証を受けるときに確認しておくといいこと
インプラントの保証はいつから適用されますか?
インプラントの保証期間は、歯科医院やインプラントの種類により異なります。一般的には10年程度の保証が提供されますが、インプラント体と人工歯で保証期間が異なることもあります。また、保証期間内でも全額保証されるわけではなく、5年以内は100%保証、5〜7年は75%保証、7〜10年は50%保証といった具体的な保証内容が設定されていることもあります。
インプラントの保証開始期間は、インプラント体を埋入した日から起算される場合や上部構造を装着した日から起算される場合などがあります。しかし、保証期間や保証内容は、歯科医院やインプラントの種類により異なるため、具体的な詳細は各歯科医院に確認することが重要です。
インプラント保証の適用条件は何ですか?
インプラントの保証を受けるためには、以下の条件が一般的に設けられています。
日常生活の範囲内でのトラブル:食事など日常生活の範囲内でインプラントが脱落したり、破折した場合に保証が適用されます。
定期的なメンテナンス:埋入を行った歯科医院で定期的なメンテナンスを受けることが必要です。
禁煙:喫煙者の方は、禁煙を求められる場合が考えられます。
保証期間内:メーカーが定めた保証期間内であること。
これらの条件を守っていれば、ほとんどのケースで保証が受けられます。(実際に受ける歯科医院に確認を行って下さい。)しかし、メンテナンスを怠っていた場合など、保証期間内でも保証が受けられないケースがあります。そのため、インプラントの長期的な成功と満足度を確保するためには、これらの保証条件を理解し、適切に守ることが重要です。
インプラント保証の料金はどのくらいですか?
医院によって差異があるため、直接歯科医院に問い合わせることが重要です。ここでは費用の目安をご紹介します。インプラント1本に対して「インプラント体 200,000円」、「上部構造(人工歯) 100,000円」を上限として、無償で再治療が行われるケースなどがあります。ただし、再治療費がこの保証限度額を超える場合や、定期的なメインテナンスを受けていない場合など、一部の条件下では自己負担が発生することもあります。
このような保証制度を提供する背景には、インプラント治療の長期的な成功を確保するための取り組みがあります。しかし、具体的な費用や条件については、医院ごとに異なるため、詳細は各医院に直接お問い合わせください。なお、金銭に関するトラブルを避けるためにも、治療前には必ず費用や保証内容について十分に確認し、理解した上で治療を受けることをおすすめします。
編集部まとめ
ここまで保証期間がどのくらいなのかについてお伝えしてきました。インプラントの保証期間についての要点をまとめると以下の通りです。
インプラントは、失われた天然の歯を代替するための先進的な治療法のこと
インプラントの保証期間は、一般的に「約5年〜10年」と設定されていることが多い
保証金額の条件は各医院で異なるため、事前に確認する必要がある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事の監修歯科医師
坪光 玄義歯科医師(地挽歯科医院)
鶴見大学歯学部卒業 / 平成24年歯科医師免許証取得 / 現在は地挽歯科医院、蕨にしき町歯科・口腔外科(いずれも非常勤)
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配信: Medical DOC
