インプラント手術後の腫れや痛みのピークは?食事・対処法・私生活の注意点を解説

インプラント手術後の腫れや痛みのピークは?食事・対処法・私生活の注意点を解説

インプラント手術を受けてみたいけれども、術後の腫れや痛みがどのくらい続くのか不安に思っている方は多いのではないでしょうか。 インプラント手術は外科的手術の中でも特別に侵襲が大きくはない処置といわれています。

しかし、手術直後は麻酔が効いているため痛みや違和感をほとんど感じませんが、麻酔が切れてくると徐々に腫れや痛みが出てくることがあるため気を付けなくてはいけません。

この記事では、インプラント手術後の腫れ・痛みがピークになる時期や術後の生活上での注意点について解説します。 術後の腫れ・痛みが出る期間の目安や対処法を知ることで、インプラント手術後を自宅でも安心して過ごすことができます。

インプラント手術を検討している方はぜひ参考にしてください。

インプラント手術後の腫れのピークは?

インプラント手術は、インプラントを挿入するために歯茎を切開し骨を削るという作業を行います。そのため、個人差はありますが術後には腫れが出ます。

また、インプラントを挿入する土台となる骨を作る作業を行った場合は、体に加わる侵襲がさらに大きくなるため、腫れが出やすくなるでしょう。

腫れが出た場合は術後2~3日目がピークとなり、4日目以降から徐々に軽減していくことがほとんどです。 痛みを伴わない場合は大きなトラブルが起きている可能性が低いため、腫れが引いていくのを待ちましょう。

しかし、様子を見ていても腫れが引かない場合やますます腫れてきている場合などは、何かしらのトラブルが発生している可能性があります。

抜歯やインプラントなどの手術後は、創が血餅と呼ばれる血液の塊により覆われています。しかしこの組織は、刺激や血圧の変動などの影響で簡単に壊れやすいです。

そのため、術後の出血や感染といった合併症の原因となります。術直後は創に刺激を与えないように、安静にすることが大事です。

術直後から出血が止まらない場合や異常を感じる程の腫れが起きた場合は早めに担当の医師に相談し、指示を仰ぎましょう。

インプラント手術後の痛み・腫れはいつまで続くか?

手術をする際には局所麻酔や静脈麻酔などをするため、手術直後はほとんど痛みを感じません。しかし、麻酔が切れてくると痛みは徐々に出てくることがあります。

痛みの程度には個人差はありますが、麻酔が切れてから2~3日ほど痛みが継続することがあります。

腫れも痛みが軽減されていくとともに、2~3日程で引いていきます。症状が長引いた場合でも1~2週間程で元の状態に戻っていくでしょう。

骨を作るインプラント手術を行った場合は手術による体への侵襲が大きくなるため、痛みや腫れが通常のインプラント手術よりも出やすくなります。

その場合も時間の経過と共に腫れや痛みは軽減していきます。手術当日が痛みのピークで、術後2~3日が腫れのピークとなり、10日前後で症状が落ち着いていくことがほとんどです。

まれに腫れや痛みが悪化したり状態が変わらなかったりする場合もあります。そのような症状が長引く場合は、早めに歯科医師に相談するようにしましょう。