ご存知の方も多いと思うが、イケアは単なるインテリアショップに留まらない。家具類の豊富さはもちろん、 キッチン用品、各種インテリアから玩具まで、様々な雑貨や小物をラインナップ。DIY用の材料や道具も充実している。さらに、周囲に気兼ねせずに食事ができる広いレストランや60分間無料で子どもたち(4歳~10歳)を預かってくれるスモーランド(子ども向けプレイルーム)など、一日いても飽きない空間なのだ。
イケアならではのサービスやショッピング方法を事前に知っておくと、より充実した一日を過ごせるはず。そこで、イケアの広報担当者に、イケアをもっと楽しむための“イケアストアの歩き方”を聞いてみた。
“イケアストアの歩き方”、最初の一歩は?
「イケアに着いたら、まずはエンピツ、ショッピングリスト、メジャー、イエローバッグ(イケア専用のショッピング袋)を手にしましょう。イケアでの買い物をサポートしてくれるグッズです。また、初めて来店された方には『IKEA FAMILY』のメンバー登録をおすすめしています。登録したその日から、対象商品の割引やドリンクバー半額といったサービスが受けられますよ」(IKEA広報担当 以下同)
ほかにも、セミナーや体験型のプログラムに参加できるなど、メンバー特典は多岐にわたる。登録は入り口近くの端末とイケアのウェブサイトで受け付けている。
まるで“迷路”のような個性的な売り場配置
入り口に用意されたイエローバッグなどを手に取り、さっそく、エスカレーターを上って2階へ。すると、目の前には様々なタイプのルームディスプレイが。家具やインテリアと部屋の雰囲気がすごく伝わってくる。
「ストア内では、ショールーム、マーケットホール、セルフサービスエリア、お会計エリアの順序で進みます。実際のディスプレイを見ながら、『あのテーブルがお部屋に合いそう』など、ぜひイメージを膨らませながら、歩き回ってみてください」。ちなみに、売り場から売り場への“近道”もあるので、お目当ての商品に遠回りすることなく向かえる。
気に入った商品はどんどんメモ!
1階のセルフサービスエリアでは、何段にも積まれた家具パッケージが圧巻! ところで、気になる商品を見つけたら、どうすればいいのだろうか? 小物はイエローバッグに入れるようだが、大きな棚や机はもちろん持ち運べない…。
「イケアのショッピング方法は、お客さまご自身で商品をピックアップしていただくセルフサービス方式をとっています。購入したい家具などが決まったら、商品のプライスタグを見て、商品名や価格、列、棚の番号をショッピングリストにメモしましょう。その後、セルフサービスエリアでピックアップしていきます」
イエローバッグに入れた雑貨や小物類は、そのままレジでお会計すればOK。イケアの売り場やショッピング方法は、ウェブサイトでも動画で紹介されているので、行く前に予習するのも◎。
ママにうれしいサービスも満載!
子ども連れの多いイケアでは、ショールームに絵合わせ(写真)など、子どもを楽しませるツールが設置されている。ほか、ママにうれしいサービスの用意も。
「イケアではどのストアにも必ず授乳室を設けています。レストランではキッズ向けのメニューがあり、商品を購入された方には離乳食を無料でサービスしています。無料のロッカーもあるので、ぜひ活用してください」
イケアは2014年現在、船橋(千葉県)や立川(東京都)、港北(神奈川県)など、8店舗展開。 今後も店舗は増え続ける予定だとか。インテリアショップというより、まるでテーマパークのようなイケアの仕組み。遠出しない休日は、家族みんなで楽しんでみては?歩き方を押さえて、家族みんなでイケアを丸ごと楽しもう!
(川野ヒロミ+ノオト、写真撮影&画像作成/川野ヒロミ)