『義母の言葉に泣き崩れた話』が話題! / 画像提供/らっさむさん
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、らっさむさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「義母の言葉に泣き崩れた話」だ。3月10日時点で3000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者のらっさむさんに制作の背景を伺った。
■はじめて彼の家に遊びに行った時の話
『義母の言葉に泣き崩れた話』(4/26) / 画像提供/らっさむさん
主人公の三香子は、『付き合っている彼のお母さん』が苦手だった。
過去にも突然彼氏のお母さんが家を訪ねてきたり、嫌な想いをしたことがトラウマになっている。
そして、今の彼氏の実家に遊びに行くことに。
緊張している三香子の前に現れたのは、優しそうな彼のお母さん。どこかホッとする三香子だったが、部屋にお邪魔した後で自己紹介をしていないことに気付く。
さらに、彼と三香子だけ部屋に通され、そこに2人分のおでんが運ばれてくる。完全に“お客さん”状態に、三香子は「失敗した……」と落ち込んだ。
食べ終わった食器を運んでいると、そこには外から帰ってきた彼のお母さんの姿が。お母さんが買ってきた物は、まさかの……?
最後まで読むと、心温まる展開のストーリーで、実際に漫画を読んだ人達からは「こういう姑にあってみたい」「ほんのりする」「ちゃんと読もう」と、いった声があがっている。
今回は、作者のらっさむさんに『義母の言葉に泣き崩れた話』の制作について話を伺った。
■作者・らっさむさんの創作背景とこだわり
『義母の言葉に泣き崩れた話』(14/26) / 画像提供/らっさむさん
――「義母の言葉に泣き崩れた話」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
ずっと、何らかの形でたくさんの人に知ってもらいたいと思っていました。自分の両親しか知らず、義母みたいな人もいるのだとすごく衝撃で…。
漫画を描くようになったので、こうした形が一番、伝わりやすいかな?と思いました。
――今作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
義母が妹に、「だったらあなたの夫の呼び名を変えなさい」といった部分は、ぜひ、読んでいただきたいです。
たったこれだけの言葉のなかに、義母の私を迎え入れるスタンスまで読み取れて、すごく心に残っているので。
――普段漫画を描かれる際に、ストーリーやキャラクター設定などどのようなところから着想を得ることが多いですか?
コミックエッセイの場合、まずは私自身の経験があって、その上でどう物語としてオチをつけられるか?みたいにストーリーから考えることが多いです。そのとき自分の感情がどう動いたか、変化したかみたいなことをメモして漫画にしています。
また、最近は創作漫画も描いているので、キャラ同士の関係性から「どんな物語がうまれそうかな?」と考えるよう意識しています。まだあまりうまくキャラ作りができていないので、学び途中です。
――漫画を描かれる際に、意識していることや大切にしていることがあればお教えください。
私、何度かエッセイ漫画で炎上していることもあってw たくさんの人の立場から、このお話がどう読まれるのかを意識するようにはしています。
ただ、ちゃんと考えた上で、あえて全ての人にいいと思ってもらえるものではなく、一部の人により深く刺さるものを描くようにしているので、やっぱり鋭いコメントもいただくのですが(汗)。
――らっさむさんの今後の展望や目標をお教えください。
今は、新規の漫画が滞っていて、「どうした?」とコメントいただくこともあるのですが、創作漫画が描けるようになるため精進しています。商業でも通用する漫画を描くのが目下の課題です。とはいえ、続きが完結していない漫画もポツポツ描いているので、4月以降はそうして描き溜めているものを読んでいただけるべくコツコツやっています。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも応援していただき本当にありがとうございます。ほんとに、なかなか新規の漫画を出せていなくて心苦しい限りですが、生きています。次の漫画では「成長した!」と思ってもらえるようにがんばります。
配信: WEBザテレビジョン
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