「クジャクのダンス、誰が見た?」第8話より / (C)TBSスパークル/TBS
広瀬すず主演の金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系/U-NEXT、Nettflixで配信)の第8話が3月14日に放送。カラビナ男の正体が判明し、真実に近づいていく展開となり、視聴者からは「面白くなってきたぞ」といった投稿が相次ぎ、Xではトレンド入りを果たした。(以下、ネタバレを含みます)
■「このマンガがすごい!2024」ランクインの大人気漫画が待望のドラマ化
本作は、月刊漫画雑誌「Kiss」(講談社)にて連載中で、「このマンガがすごい!2024」(宝島社)オンナ編の第4位にランクインした浅見理都の同名漫画をドラマ化。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫る姿を描くヒューマンクライムサスペンスだ。
父が殺された理由を追う大学生・心麦を広瀬が演じるほか、心麦と共に事件の真相を追う弁護士・松風義輝役の松山ケンイチ、殺された心麦の父・山下春生役のリリー・フランキー、心麦を執拗に追う週刊誌の記者・神井孝役の磯村勇斗らが集結。謎が謎を呼ぶストーリーを盛り上げていく。
なお、脚本は「半沢直樹」(2020年、TBS系)、「サンクチュアリ -聖域-」(2023年、Netflix)、映画「サバカン SABAKAN」(2022年)など、注目作を手掛けてきた金沢知樹が担当する。
■赤沢を調査する松風
自分が東賀山事件の生き残りである林川歌だと知った心麦は、松風とともに訪れた阿波山夫妻の自宅が火事になったというニュースを目にする。不審に思った心麦は、刑事・赤沢(藤本隆宏)に一連の事件の再調査を依頼するが、顔色を変えずに「偶然だよ」と一蹴されてしまう。
一方、法律事務所の松風、波佐見(森崎ウィン)、鳴川(間宮啓行)は、赤沢に対する疑念を抱き始めていた。松風は赤沢につながる手掛りを求め、心麦の後押しも受けて母(宮崎美子)に会うため福岡へ向かう。赤沢につながるツテとは父・久世正勝(篠井英介)のことだった。母から連絡先を受け取った松風は、正勝のもとを訪ねる。
久しぶりに父と再会した松風。過去に、正勝は濡れ衣を着せられて警察を辞めた後、家族のもとを去っていた。松風が赤沢について尋ねると、正勝は「捜査のためならどんな危ない橋でも渡る男だ」「気を付けろ」と忠告する。さらに、事件の少し前に春生から連絡があり、会っていたことを明かす。春生もまた、赤沢に疑念を抱き、独自に調査を進めていたのだった。
すると、正勝は「つらい思いをさせてすまなかった」と松風に頭を下げる。その瞬間、松風の脳裏には、血のつながりがなくとも両親を信じ続ける心麦の姿がよぎる。そして、松風も「ごめん、信じてやれなくて」と長年胸に秘めていた思いを父に打ち明け、涙をこぼす。そんな松風の姿を見た正勝は、泣きながらも「ようやく救われたよ」と穏やかにほほ笑むのだった。
「クジャクのダンス、誰が見た?」第8話より / (C)TBSスパークル/TBS
■カラビナ男の正体に視聴者「ビックリ!」
そんな中、赤沢の妻・京子(西田尚美)と会っていた心麦。京子は、心麦が林川歌であることを隠していたことを謝罪しつつ、「林川歌だったことなんて忘れなさい」と告げる。それは、警察官として働く一人息子・守(野村康太)を守るための発言だった。
すると、京子は心麦に口止め料として1億円が入金されている通帳を差し出し、「このことはなかったことにして」と必死に懇願する。突然の申し出に驚く心麦だったが、「止まりません!」「私は必ずたどり着いてみせます」と強い決意を示し、その場を去っていく。心麦が立ち去った後、京子の携帯には「廣島育美」からのメッセージが届いていた。
一方、神井は友哉(成田凌)と面会していた。神井は、東賀山事件の鍵を握る最後の人物・廣島育美にたどり着いたことを友哉に伝えるため、来たのだった。
場面は変わり、阿南(瀧内公美)の事務所にカラビナ男が現れる。阿南は険しい表情で「…あの元産婦人科の件、関係してないですよね? お父さん」と問い掛ける。そして、第8話にしてついにカラビナ男の顔が映し出される。その人物は、心麦たちと行動をともにしていた弁護士・鳴川だった。
カラビナ男の正体が判明し、真実に近づいていく第8話に「この人だったの!」「面白くなってきたぞ」「ビックリ!」「ますます目が離せない」「最後あーって声出た」といった投稿が相次ぎ、Xではトレンド入りを果たした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
配信: WEBザテレビジョン