50代女性の転職が厳しい理由とは?
転職したいと思っても、なかなか次の職が見つからないという人も多い50代の女性。まずは50代女性の転職が厳しい理由について、見ていきましょう。
育児などでブランク期間のある女性が多い
転職を目指す50代女性のうち、一定数いるのが出産や育児などをきっかけに仕事を離れていたブランク期間がある女性。50代という年代は定年も間近。50代の女性の採用にあたっては、多くの企業が即戦力になり得るかを重視します。
ブランク期間が長い女性はそうでない人材に比べて経験も少ないため、転職活動ではどうしても不利な状況に陥りがち。この状況を打開するためには、自身のスキルや経験、長所・短所などを棚卸しするとともに、応募したい企業のニーズをしっかりと分析することが大切です。
そもそも求人数が少ない
そもそもの求人数が少ないというのも、50代女性の転職を厳しくしている理由の一つです。
例として、東京労働局のホームページで公開されている「関東市場圏有効求人・有効求職年齢別バランスシート」を見てみましょう。2024年12月分の年齢別有効求人倍率(求職者1人に対して何件の求人があるかを示す指標)は、34歳以下が1.78倍、35~44歳が1.47倍、45~54歳が1.01倍、55歳以上が0.81倍。
全体の平均が1.28倍なのに対し、45歳以上は平均を下回る数値に。有効求人倍率はあくまでハローワークでの求人数・求職者数をもとに算出してはいるものの、50代以降の転職がかなり厳しいという状況がうかがえます。
>>参考:東京労働局「関東市場圏有効求人・有効求職年齢別バランスシート」
体力や健康状態を懸念されやすい
50代という年齢から、体力や健康状態を懸念されやすいというのも理由の一つです。20代や30代の若い人材に比べると、50代は健康面での不安があったり、体力や記憶力が衰えていたりするのは珍しくない年代。
企業側としては、体力があって健康にも問題がない人材や、新しい仕事を覚えられる記憶力のある人材を採用したいと考えるため、その面で劣る50代はどうしても採用されづらいでしょう。
50代女性で転職に成功している人の5つの特徴
50代女性の転職が厳しい理由についてみてきましたが、中には50代女性でも転職に成功している人はいます。ここからは、どんな50代女性が転職できているのか、その特徴を5つまとめました。
専門的な資格やスキルがある
転職に成功する50代女性の特徴の一つが、専門的な資格やスキルのある女性です。有資格者はもちろん、これまで培ってきた経験やスキルがあれば、即戦力として評価されやすくなり、転職への成功率が高まります。
ただし50代という年代は、ワンランク上のマネジメントスキルなどが求められがちだという点は覚えておきましょう。もし、自身の経験やスキルに不安がある場合は、これまでと同じ職種や業界にこだわりすぎるのではなく、違う職種や業界で、これまで培ってきたスキルを生かすというのもおすすめです。
50代女性の転職であると便利な資格
職種によっては、資格があると採用されやすくなることもあるため、経験やスキルがなくて不安という場合は、転職活動と並行して、目指す職種に役立ちそうな資格を取得するというのもひとつの方法です。転職活動をする50代女性におすすめの資格は以下の通り。
資格 | 内容 | 目指せる仕事や転職先 |
日商簿記検定2級 | 経理に関する知識を身に付けられる資格。3級もあるものの、即戦力として評価されるのは日商簿記2級以上。ただし、2級は合格率が36.9%(2024年4月~12月)とやや低く、難易度は高め | コンサルタント、会計・経理事務など |
介護職員初任者研修 | 介護の基礎を学べる資格で、130時間以上の講座を受けると取得できるため、未経験から介護職を目指したい人におすすめ | 介護業界 |
介護事務 | 介護報酬請求業務やケアマネージャーのサポートなどについて学べる資格。未経験者でも取得を目指しやすい資格なのに加え、介護事務の仕事内容はデスクワークが中心で、体力に自信のない人も働きやすい | 介護業界の事務職 |
医療事務 | 医療機関での受付や事務作業、レセプト作業などについての知識を有していることを証明する資格。医療機関からの需要が高いほか、雇用形態も多様で女性も働きやすい | 病院、クリニック、歯科医院など |
調剤薬局事務 | 薬局での受付や事務作業、レセプト作業などについてのスキルを有していることを証明する資格。薬に限定して学ぶため、医療事務よりも取得しやすい | 薬局、ドラッグストア |
登録販売者 | 第2類・第3類医薬品に分類される市販薬を販売するために必要な資格。ドラッグストアなどには欠かせない人材のため、需要が高い | ドラッグストア、市販薬を取り扱うコンビニ、スーパーマーケットなど |
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) | 「Word」「Excel」「PowerPoint」などのスキルを証明する資格。初心者向けの「スペシャリスト」とさらに高いレベルの「エキスパート」があり、自学自習でも取得は可能 | 一般事務職 |
ただし、これまでの経験に自信がないからと言って、やみくもに資格を取得しても意味はありません。まずは自分自身がどんな業界に転職したいのか、これまでの経験やスキルを生かせる仕事は何かをしっかりと整理した上で、資格取得が必要かを考えるとよいでしょう。
職種や業種にこだわりすぎない
50代の女性が転職活動をする場合、職種や業種にこだわりすぎないことも大切です。これまでの職種や業務内容に近い仕事に就きたいと思うのは当然ですが、そこにこだわるあまり、視野が狭くなってしまうと、転職活動は難航してしまいます。
また、これまで培ってきたスキルの内容によっては、未経験の業界でも十分生かせるというケースも。職種や業界に対してかたくなになるのではなく、状況によっては未経験の業界に挑戦する心構えも必要です。
正社員以外の雇用形態も視野に入れている
50代女性が転職を考えたとき、特に厳しいのが正社員での採用です。実際、厚生労働省が発表した「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、50代の女性の転職入職率は、パートタイム労働者の場合、50〜54歳が12.6%、55〜59歳が10.5%。
これに対し、フルタイムの労働者の場合、50〜54歳が6.2%、55〜59歳が4.9%で、いずれもパートタイム労働者の数値を下回りました。フルタイムの労働者には正社員以外に派遣社員や契約社員も含まれていますが、正社員に限定するとさらに厳しい数値が予想されます。
このため、転職活動の際には正社員にこだわるのでなく、パートやアルバイト、派遣社員、契約社員など正社員以外での雇用形態も視野に入れるのがおすすめ。特に、専業主婦からの再就職を目指す女性の場合、正社員での採用はかなり難易度が高くなる点を覚えておきましょう。
給与など待遇に固執しすぎない
正社員で働いている50代女性の場合、これまで培ってきた経験やスキルがあっても、転職を機に年収などが下がる可能性は大いにあります。このため、転職時には年収アップや待遇改善などに固執しすぎないようにしてください。
また、中には年収は下がったとしても「ワークライフバランスの整った職場で働く」「長く働き続ける」といった希望を叶えている人も。実際の転職活動では、年収や待遇ばかりにこだわりすぎるのではなく、自身の希望する働き方が叶う職場かどうか、また、自身の経験や能力を生かせる職場かどうか、といった点を考えて転職先を探すのがおすすめです。
謙虚で柔軟な姿勢がある
50代女性が転職する場合、転職先の上司や同僚は年下ばかり、というケースはよくあります。これまでどんなに経験があっても、新しい職場では年下から業務を教わることになることも。
このため、年下に対しても謙虚な姿勢でいられる人材や、前の職場でのやり方にこだわりすぎず、柔軟な姿勢で仕事に取り組める人材の方が、採用の確率は高まります。実際の選考では年下にもなじめる姿勢や、業務に対しての柔軟性をアピールすることが大切です。
企業が転職を目指す50代女性に求めること
ここからは企業側が転職を目指す50代女性に求めるであろうことを詳しく紹介していきます。転職成功のためには企業側のニーズをしっかりと把握することが大切。ぜひ参考にしてみてください。
マネジメント能力
50代女性が転職活動をする際、求められる能力として代表的なのがマネジメント能力です。50代という年齢から、企業側は入社後にチームをまとめてもらう、後進を指導してもらう、などの業務を担ってくれることを期待しています。前職で人材育成の経験がある場合は積極的に伝えると採用につながりやすいでしょう。
ただし、企業によって求めるマネジメント能力の中身は微妙に違っている点には注意してください。効率よく業務を進めることを求めている企業もあれば、スタートアップ企業など臨機応変な対応力を求めている企業も。自身がどちらのタイプの企業に向いているかはしっかりと精査した上で、転職応募先を決めるようにしてください。
即戦力になれるスキルや経験
長年培ってきたスキルや経験も企業が転職を希望する50代女性に求めるもののひとつ。特に、社内人材のスキルが不足しがちなスタートアップ企業では、大企業で豊富な経験を積んできた人材や専門的知識を有している人材は、重宝されやすいでしょう。
まずは自身がこれまで培ってきた経験と専門的スキルを整理し、どのような企業だったらアピールポイントとして受け取ってもらえるかを考えるようにしてください。
50代女性が転職を成功させる7つのコツ
ここからは50代女性が転職を成功させるためのコツを7つ紹介します。転職は厳しいのではと不安を感じている人はぜひ参考にしてみてください。
経験のある業種や職種に応募する
転職成功のコツ、ひとつめが「経験のある業種は職種に応募する」という点です。50代という年齢柄、企業側は即戦力を求めています。未経験の職種に新たにチャレンジするよりも、これまでの経験を生かせる業種や職種で仕事を探した方が、転職先は見つかりやすいでしょう。
ただし「50代女性で転職に成功している人の5つの特徴」の項目でも紹介した通り、こだわりすぎるのはよくありません。例えば経験のない業種や職種でもこれまでのキャリアやスキルを生かせるケースも。視野を広く持つようにしてください。
柔軟性や吸収力があることをアピールする
50代で転職すると、転職先では年下の上司や同僚と働くことになります。また、仕事の進め方についても前職とは変わってきます。一方で、企業側は50代という年齢の人材に対し「ほかの社員となじめないのでは?」「成長の伸びしろがないのでは?」と懸念しがちです。
こういった懸念点を払しょくするためにも、選考では柔軟な対応力や吸収力があることをアピールすることが大切です。
コミュニケーション能力の高さをアピールする
コミュニケーション能力の高さをアピールすることも、転職活動を成功させるためのコツのひとつです。なお、一概にコミュニケーション能力といっても、聞く力や話す力など、さまざまあります。
このうち、企業側が50代女性に求めるマネジメント能力のベースにもなるのが、相手の話を聞き、その裏の感情や意図を理解する傾聴力。また、自身の考えを伝える発信力も重要です。
理想は、傾聴力と発信力の両方をバランスよく持っていること。もし足りていないと感じる場合は、足りない部分を補えるよう努力していきましょう。
転職の目的を明確にし条件に優先順位をつける
50代女性に限ったことではありませんが、転職活動の際には転職の目的を明確にするとともに、年収、待遇、勤務時間、勤務地など転職先に求める条件に優先順位をつけるようにしましょう。
転職活動では、自身が望む条件をすべて叶える転職先が見つかる可能性はかなり低めです。このため、よりよい転職先を見つけるためには、希望条件を洗い出し、妥協できる点、絶対に譲りたくない点を整理しておくことが必要不可欠です。なお、可能なら譲れない条件は3つ程度まで絞るようにしましょう。これを怠ると、転職後にミスマッチを起こす可能性が高まります。
介護などの家庭環境を考慮する
50代という年代は育児が落ち着く一方、親の介護などの別の問題が起きてくる年代です。場合によっては休職が必要になることも。現状、介護問題が発生していない人であっても、転職先を探す際には親の年齢や今後のライフプランなどを考慮するようにしてください。
介護にかかる時間や費用については、事前に家族で話し合うことが大切。自分自身がメインで介護を担う場合は、両立できそうな転職先を探すことも視野に入れるようにしましょう。
なお、50代であっても子育てがまだ落ち着いていないという人もいると思います。そんな人は子育てママ向けの転職サイトや転職エージェントを紹介した記事もあるので、併せてチェックしてみてください。
>>ワーママにおすすめの転職サイト・エージェントを紹介した記事はこちら
転職活動の長期化も覚悟する
「50代女性の転職が厳しい理由とは?」の項目でも紹介した通り、50代女性向けの求人は少ないため、転職活動をする際には活動の長期化も覚悟する必要があります。
現状の職場に不満がある場合、すぐにでも辞めたいと考える人もいるかもしれませんが、収入面などを考えると基本的には在職中に転職活動を行うのがおすすめ。また、面接にこぎつけたからといって採用されるとは限らないため、常時複数の企業に応募するなどの工夫も必要です。
転職エージェントと転職サイトを併用する
50代女性が転職活動をするなら、転職エージェントと転職サイトを併用するのがおすすめです。転職エージェントはキャリアアドバイザーのサポートを受けながら、求人の紹介や面接のアドバイス、選考の日程調整などをしてもらえるサービス。エージェントによっては内定後の条件交渉などを担ってくれる場合もあります。
一方、転職サイトは自分自身で気になる求人に応募する形式です。50代女性の場合は求人数がそもそも少ないため、この両方を使うことでより効率よく転職活動を進める必要があります。
なお、転職エージェントや転職サイトを活用するなら、自身の年代に合ったエージェントやサイトを選ぶことや、複数のエージェントやサイトに登録することも大切です。記事内の「50代女性におすすめの転職エージェント・転職サイト12選」の項目では、50代女性が使いやすい転職エージェントや転職サイトをピックアップしているので、参考にしてみてください。
経験やスキルに自信がない人はハロワークの利用もおすすめ
効率よく転職活動を進めたいときにおすすめの転職エージェントや転職サイトですが、それぞれの経験やスキルによっては、門前払いでエージェントサービスを利用できない、転職サイトを通して応募しても、なかなか選考にたどり着けない、というケースも。
このため、経験やスキルに自信がない場合はハローワークを利用するのもおすすめです。ハローワークは地元の企業や中小企業の求人を多く保有しています。ハローワークで受けられる主なサービスは以下の通り。
・求人紹介や相談支援
・応募書類の作成や面接へのアドバイス
・就職活動に役立つセミナーへの参加
・スキルアップが叶う「ハロートレーニング」の受講
・雇用保険制度の手続き
在職中でも求職登録は可能で、利用できるサービスもあるため、気になる場合は一度チェックしてみるとよいでしょう。
50代女性が未経験の職種へ転職する方法は?
これまで培ってきた経験やスキルが重要とはいっても、中には未経験の職種へ転職したいという人もいると思います。基本的に未経験の職種への転職は難易度が高めですが、ここから紹介するポイントを押さえることで、未経験の職種への転職が叶う可能性も高まります。ぜひ参考にしてみてください。
ミドルシニア世代をターゲットにした求人を探す
未経験の職種の場合、ミドルシニア世代をターゲットにした求人を探して応募した方が、採用の確率は高まります。求人に「40代・50代も活躍中」「50代採用実績あり」などの記載がある場合は、ミドルシニア世代からの応募も歓迎してくれる可能性が高めです。
また「年齢不問」や「幅広い年代を歓迎」と書かれた求人を探して応募するのもおすすめ。一方で「20代・30代も活躍中」「第二新卒歓迎」などと書かれている求人は、若い年代の採用を想定しているため、応募しても書類が通らない、というケースが多いでしょう。
競争率が低そうな求人に応募する
中小企業の求人など、応募者が集まりにくい求人に応募するのもおすすめです。一般的に大企業やスタートアップ企業の求人の場合、応募者も多く集まる傾向にありますが、中小企業は応募者数は少なめです。
また、交通の便があまりよくない企業の求人に応募するのもおすすめ。交通の便が悪い地域の仕事は地域に根差したものが多く、コミュニケーション能力や豊富な人生経験が大切です。これまでさまざまな経験を積んできた50代の女性だからこそ、未経験でも挑戦しやすい仕事が見つかりやすいでしょう。
非正規雇用から正社員を目指す
50代の女性が未経験の職種で正社員を目指すというのは、かなりハードルが高め。このため、未経験の職種の場合は派遣社員やパートなどの非正規雇用から正社員を目指すという方法もおすすめです。
派遣社員の場合、派遣期間が3年と決まっている一般的な派遣のほかに、正社員登用を前提に6カ月間派遣として働く紹介予定派遣の制度があります。また会社によっては、パートやアルバイトからの正社員登用制度を用意しているケースもあるため、チェックしてみましょう。
なお、派遣会社について詳しく知りたい人は、おすすめの派遣会社について紹介した記事もあるので、参考にしてみてください。
50代女性の転職・再就職で長く続けやすい仕事10選
ここからは50代女性が転職や再就職しやすい仕事を紹介します。50代女性が転職をするなら、これまで培ってきた経験やスキルは生かしつつも、業種や職種にこだわりすぎず視野を広げることも大切です。
無資格や未経験から始めやすく、また長く続けやすい仕事をピックアップしたので、参考にしてみてください。
介護士
「介護福祉士」などの資格が必要なイメージもある介護士ですが、実は未経験、かつ介護資格なしの状態で就職する人も多くいます。高齢化社会の進行に伴い、介護業界は慢性的な人手不足に陥っているため、未経験の50代女性でも希望の条件で働ける職場が見つかりやすいでしょう。
働きながら資格取得を目指せるのも介護士の大きな魅力。介護士関連の資格は「介護職員初任者研修」「介護職員実務者研修」「介護福祉士」といった種類があります。このうち、国家資格の「介護福祉士」は3年以上の実務経験などが必要ですが、働きながら取得することで仕事を長く続けやすくなるでしょう。
看護助手
看護助手とは病院やクリニックで、患者さんのお世話や看護師のサポートをするのが主な仕事。50代の人も多く、医療業界で働きたい人はもちろん、コミュニケーション能力が高い人にもおすすめの職業です。看護師と違って無資格でも働けるため、無資格・未経験の50代女性も挑戦しやすいでしょう。
パートや派遣などの雇用形態が多く、給与アップはそれほど見込めない一方、自身のライフスタイルに合わせた働き方を選びやすいのもポイントです。
保育士・保育補助
保育士や保育補助も50代の女性におすすめの職業の一つ。保育業界は介護業界と同じく需要が高まっている業界のひとつ。保育士の資格を持つ50代女性は正社員として採用されやすいでしょう。
一方、保育補助は保育士の指示を受けながら、園児の食事の準備やサポート、寝かしつけなどを行います。保育士資格は必要ないため、無資格の状態でも子育て経験などを生かしながら保育業界で働きたい、という人にぴったりです。
なお、保育補助の雇用形態はパートやアルバイトが一般的。保育士資格取得に年齢制限はないため、もし正社員として長く働きたいなら、保育補助として働きながら保育士資格の取得を目指すのもおすすめです。
接客業
接客業も50代女性が未経験・無資格の状態から転職や再就職を目指しやすい仕事の一つ。接客業の求人はスーパーや飲食店、アパレルなど多岐にわたるため、自身が興味を持てる分野や、これまでの経験などに合わせて業界を選ぶのがおすすめです。
パートやアルバイトの求人が大半ですが、シフト制を採用している職場が多く、自身のライフスタイルを考慮しながら、働く日程を調整できるのもポイント。子育て真っ最中の人や、親の介護を担っている人も働きやすいでしょう。
事務職
介護や保育業界、接客などは体力的に心配という人におすすめなのが事務職。残業時間も比較的少なく、50代女性から人気の高い職業でもあります。ただし、人気が高い分、パソコンの基本操作や「Word」「Excel」「PowerPoint」などの実務経験がないと、就職へのハードルはかなり高めです。
場合によっては、記事内の「専門的な資格やスキルがある」の項目で便利な資格として紹介したような「日商簿記検定2級」や「介護事務」「医療事務」「MOS」などの資格を取得する、パートやアルバイトなど正社員以外の雇用形態も視野に入れる、などの対策が必要です。
清掃・家事代行
家事経験を生かせる清掃・家事代行も50代の女性が始めやすく、長く続けやすい仕事の一つです。パートやアルバイトの雇用形態が多いものの、未経験・無資格でも働き始められるほか、重労働も少ないため、年齢を重ねても働きやすいでしょう。
このうち、清掃業はホテルやオフィスビル、病院などの掃除をするのが主な仕事です。床掃除、トイレ掃除、ベッドメイクなど、施設によって担当する掃除の内容は違うため、応募前にしっかりと確認しましょう。
一方の家事代行は利用者の個人宅で家事を行うのが仕事。長期間にわたって専業主婦をしていた女性などは、これまでの家事経験を仕事に生かせるため、比較的挑戦しやすいでしょう。
軽作業
軽作業は、接客業と同じくシフト制がほとんど。パートやアルバイトの求人が多いものの、働く日程の調整がしやすいため、育児や介護といった家庭の事情を考慮しながら働きたい人におすすめです。
軽作業は、倉庫や工場、物流センターといった職場で、仕分けや梱包、組み立て、検品、棚卸し、在庫管理などを行うのが主な仕事。未経験・スキルなしの状態からも気軽に挑戦しやすい仕事内容が多めです。ブランクがある50代女性の場合も抵抗感なく始めやすいでしょう。
コールセンター
デスクワークのコールセンターは事務職と同じく、体力に自信のない50代女性におすすめの職業です。パートやアルバイト、派遣といった働き方が一般的ではあるものの、販売件数や契約件数、受電件数などに応じてインセンティブを導入している企業も多く、能力次第で高収入を狙えます。
電話での顧客対応が主な業務となるため、コミュニケーション能力が高い人や聞き上手な人、またクレームなどを受けてもすぐに気持ちを切り替えられる人に向いている職業といえるでしょう。
キャリアアドバイザー
仕事を通して、さまざまな経験を積んできた50代女性におすすめなのがキャリアアドバイザーです。人材紹介の会社や就職支援機関で、相談者のキャリア形成を支援するのが主な仕事。相談者の人生の決断にかかわるため、仕事にやりがいを見出しやすいのもこの仕事の魅力です。
なお、キャリアアドバイザーは無資格でも名乗れるものの、より仕事の幅を広げたいなら、キャリアコンサルタントの国家資格取得を目指すのもおすすめ。キャリアコンサルタントの資格を取得することによって、人材紹介会社以外にも大学、行政機関、民間企業、教育機関など活躍の場が広がります。
タクシー・配送ドライバー
運転免許を持っていて運転が好きという50代女性なら、タクシードライバーや配送業・運輸業のドライバーも検討してみるとよいでしょう。以前は男性が多い職業でしたが、近年は女性のドライバーも増えており、未経験からの採用ハードルも低めです。
職種によっては「普通自動車第二種運転免許」など、仕事に適した運転免許証の取得が必要になるものの、企業によっては入社後の養成訓練や研修を行うことで、資格の取得をサポートしているケースも。未経験者の場合は応募先の訓練・研修制度も含めてチェックしてみるとよいでしょう。
50代女性におすすめの転職エージェント・転職サイト12選
ここからは50代女性におすすめの転職エージェントや転職サイトを紹介します。50代に限らず全世代が利用しやすいサービスや、50代を中心としたシニア層向けのサービスもピックアップするので、参考にしてみてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは幅広い年齢層に対応した業界最大手の転職エージェント。全国各地のさまざまな業務や職種の公開求人・非公開求人を保有しているため、50代女性向けの求人も見つかりやすいのが魅力です。
そもそも20代や30代に比べて求人の絶対数が少ない50代の転職活動では、より多くの求人に目を通すことが必要。このためリクルートエージェントのような大手の転職エージェントは必ず登録しておいた方がよいでしょう。
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | 公開求人:約55万件/非公開求人:約43万件 |
特徴 | ・業界最大手の転職エージェント ・全国各地のさまざまな業界や職種の求人を保有 ・実績豊富なキャリアアドバイザーが転職活動をサポート |
サービス内容 | キャリア相談、求人提案、スカウト、応募書類の添削、面接対策、年収交渉代行など |
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営する転職スカウトサービス。リクルートエージェントなどのエージェントサービスとは違い、登録することで企業の担当者やヘッドハンターから直接スカウトが来る仕組みを採用しています。
ハイクラス向けのスカウトも多く、管理職経験のある人を中心にキャリアやスキルを積み上げてきた50代女性におすすめ。年収アップやキャリアアップを目指して転職活動をしたい人はチェックしてみるとよいでしょう。一方、経験やスキルが十分でない場合はスカウトが届かないこともある点は留意しておきましょう。
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | 約47万件以上 |
特徴 | ・登録するだけで企業の担当者やヘッドハンターからのスカウトがくる ・ハイクラス向けのスカウトも多く、管理職経験のある50代女性におすすめ ・年収アップやキャリアアップを目指して転職活動ができる |
サービス内容 | 企業の担当者やヘッドハンターからのスカウト |
マイナビAGENT(女性の転職)
マイナビAGENTは幅広い年齢層・職種・業界の求人を保有する転職エージェントです。公開求人に加えて、独占求人や非公開求人も多く保有。さらに、キャリアアドバイザーのサポート力やマッチング力に対する評判の高さが大きな魅力です。
中でも転職を目指す50代女性におすすめなのが、公式サイト内にある「女性の転職」ページ。女性向けに特化した求人を多く掲載しているほか、転職支援サポートに申し込めば、女性のキャリアアドバイザーが子育てなどの家庭の事情も考慮しながら、転職活動をサポートしてくれます。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | 求人総数:約9万件/非公開求人:約1万5000件 |
特徴 | ・サポート力やマッチング力の高さに定評がある ・「女性の転職」ページでは女性向けの求人を多く公開 ・女性のキャリアアドバイザーも多く在籍しており、女性ならではの悩みに寄り添いながらサポートしてくれる |
サービス内容 | キャリア相談、求人提案、スカウト、応募書類の添削、面接対策、年収交渉代行など |
マイナビミドルシニア
マイナビミドルシニアは、マイナビが40代・50代・60代の中高年向けに運営する転職サイト。パートやアルバイト、派遣など正社員以外の求人が多いものの、未経験から挑戦できる求人もそろっているため、専業主婦期間が長くブランクがある50代女性も一度はチェックしてみるとよいでしょう。
公式サイト内はサポートコンテンツも充実。職務経歴書や履歴書の書き方はもちろん、ミドルシニア向けの「パート・アルバイトマニュアル」や「ミドルの悩みQ&A」など、年代に寄り添った内容が掲載されています。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | ー |
特徴 | ・40代~60代のミドルシニア向けに特化した転職サイト ・正社員以外にパートやアルバイト、派遣などの求人が充実 ・未経験OKの求人もあるためブランクがある人も使いやすい |
サービス内容 | サイトを通じての応募、求人オファー、検索条件マッチメールなど ※エージェントサービスはなし |
FROM40
出典:FROM40公式サイト
FROM40は40代や50代のミドルシニア向けの転職求人サイトです。扶養内の勤務から正社員まで、幅広い勤務形態の求人を保有。会員登録後はサイトを通じて求人に応募できるほか、企業からのスカウトを受けられるため、自ら求人を探すだけではなく、より効率よく転職活動をしたい50代女性にもおすすめです。
サイト内には50代が転職しやすい職種や、50代女性が転職を成功させるコツなど、転職を目指す50代女性向けのコラムも掲載。漠然と転職や再就職をしたいと考えていても、「何をすればよいのかわからない」「なかなかうまくいかない」などと悩み中の人は一度、目を通してみるとよいでしょう。
運営会社 | 株式会社ダトラ |
求人数 | 約1万6000件 |
特徴 | ・40代~50代向けに特化した転職求人サイト ・登録することで求人に応募できるほか、企業からのスカウトを受けられる ・扶養内勤務から正社員まで幅広い条件の求人がそろう |
サービス内容 | サイトを通じての応募、企業からのスカウトなど ※エージェントサービスはなし |
Woman Career by doda
Woman Career by dodaは大手転職サイトdodaによる女性の転職・求人情報サイト。サイト内では「事務職」「在宅・リモートワーク」「育児支援制度あり」など、女性に人気の条件別に求人をまとめているほか、「女性のための転職Q&A」など、女性ならではの悩みに寄り添ったコンテンツが充実しています。
転職サイトとして使えるだけでなく、転職エージェントサービスとして利用できるのも大きな魅力。自ら求人を探しつつも、女性の転職に通じたキャリアアドバイザーから、求人紹介や応募書類の添削、面接対策などのサポートを受けられます。また、doda自体が業界最大級の求人数を保有している転職サイトのため、50代女性でも自らに合う求人を見つけやすいでしょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | 公開求人:約25万件(doda全体)/非公開求人:ー |
特徴 | ・女性向けの特集ページがあり、ワーママの希望条件に沿った求人が探しやすい ・エージェントサービスでは女性の転職に詳しいキャリアアドバイザーのサポートを受けられる ・年収査定やキャリアタイプ診断など、自己分析に役立つコンテンツも豊富 |
サービス内容 | キャリア相談、求人提案、スカウト、応募書類の添削、面接対策、年収交渉代行など |
LIBZ
出典:LIBZ公式サイト
LIBZは「リクエスト型転職エージェント」という独自のサービスが特徴です。「リクエスト型」とは、登録者が叶えたい業務内容・働き方・条件などを企業にリクエストし、そのリクエストを満たせる企業だけが、立候補するという、ドラフト方式のシステムのこと。従来の転職サイトや転職エージェントとは全く違う仕組みで、「個人ファースト」なマッチングが叶います。
このシステムによって、一般的なフルタイムの正社員のほか、時短勤務やフルリモートなど多様な働き方を叶えやすいのもポイント。利用者は若年層が多いものの、求人自体はハイクラスからミドルポジション、業務委託など多彩にそろっているため、これまで培ってきたキャリアやスキルを生かして働きたい人や、家庭の事情に合わせて働きたい50代女性にもおすすめです。
運営会社 | 株式会社リブ |
求人数 | ー(首都圏の求人が中心) |
特徴 | ・自身の希望条件や実績をまとめた専用カルテを作成し、それに合う企業が立候補するドラフト方式を採用 ・時短、フルリモートなど多様な働き方が叶いやすい ・正社員のほか業務委託などで働ける求人も |
サービス内容 | 専用カルテの作成、リクエストに合う企業からの立候補サービス、自己診断 ※エージェントサービスはなし |
type 女性の転職エージェント
type 女性の転職エージェントは女性の転職に特化した支援が特徴的なエージェントサービスです。「女性の気持ちに寄り添った」サポートを強みとしたキャリアアドバイザーが、女性のライフイベントに沿ったキャリアを提案。女性が活躍でき、長く働きやすい仕事に転職できるよう、サポートしてくれます。
電話や対面での転職個別相談会も無料で実施しているため、転職自体に悩んでいるという人も気軽に登録してみるのがおすすめ。自身のこれまでのキャリアを整理し、今後について考えるきっかけにもなるでしょう。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
求人数 | 求人総数:約3万6000件/非公開求人:約2万2000件 |
特徴 | ・女性に特化した転職エージェントで女性向けの求人が豊富 ・女性ならではの悩みに寄り添ったサポートやアドバイスが期待できる ・最適な働き方や、ワークライフバランスなど、多様なテーマで相談会を開催 |
サービス内容 | キャリア相談、求人提案、スカウト、応募書類の添削、面接対策、年収交渉代行など |
パソナキャリア
出典:パソナキャリア公式サイト
パソナキャリアは管理職経験のある50代女性など、これまでキャリアやスキルを培ってきた人におすすめの転職エージェントです。保有する求人の約4割が年収1000万円以上と、ハイクラス向けの求人を数多く保有。50代でも転職によるキャリアダウンを避けたい人はチェックしてみてください。
創業50周年、取引実施企業数3万社以上の長い歴史と実績を背景に、国内のさまざまな企業の人事担当と強いパイプがあるのも大きな魅力。国家資格のキャリアコンサルタントが多く在籍しているほか、面接や書類添削などのサポートも手厚く、転職エージェントはサービス内容を重視して決めたい人にもおすすめです。
運営会社 | 株式会社パソナ |
求人数 | 4万件以上(うち限定求人:1200件以上) |
特徴 | ・求人の約4割が年収1000万以上で、年収600万~1200万円以上の求人を多数保有 ・国家資格のキャリアコンサルタントが多数在籍しており、サポートの質の高さにも定評がある ・長い歴史を背景に、国内の多くの企業と強いパイプがある |
サービス内容 | キャリア相談、求人提案、スカウト、応募書類の添削、面接対策、年収交渉代行など |
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ハイクラス転職を目指す50代女性がチェックしたい転職エージェント。累計約43万人以上の転職実績があり、ハイクラス・ミドルクラスの転職でオリコン顧客満足度7年連続1位(2019〜2025年)を獲得するなど、利用者からの評価が高いのもポイントです。
それぞれの業界・職種に精通したコンサルタントが1400人以上在籍。各業界のプロが転職希望者の市場価値を正しく理解し、その経験やスキルに合った求人を紹介してくれます。ロンドン発祥の日系転職エージェントのため、外資系企業やグローバル企業の求人を多く保有しているのもポイントです。
運営会社 | 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント |
求人数 | ー |
特徴 | ・ハイクラスの管理職、専門職向けの転職エージェント ・各業界や職種に精通したコンサルタントからの適切な転職サポートを受けられる ・外資系企業やグローバル系企業への転職実績も多数 |
サービス内容 | キャリア相談、求人提案、応募書類の添削、面接対策、年収交渉代行など |
シニアジョブエージェント
シニアジョブエージェントは50代以上専門の転職エージェントです。専門のアドバイザーから、シニア世代ならではの悩みに寄り添ったサポートを受けられるため、転職したいけど年齢面が気になって踏み切れないという50代女性にもおすすめです。
正社員はもちろん、契約社員やアルバイト・パート、派遣、業務委託など幅広い雇用形態の求人を保有。女性歓迎や週2~3日から働ける求人もあるため、専業主婦の期間が長くブランクのある50代女性もぜひチェックしてみてください。
運営会社 | 株式会社シニアジョブ |
求人数 | 約3万2000件 |
特徴 | ・50代以上専門の転職エージェント ・シニア世代ならではの悩みに寄り添った転職サポートが受けやすい ・週2~3日から、女性歓迎などの求人も保有 |
サービス内容 | キャリア相談、求人提案、応募書類の提出、面接日程の調整、経歴書の作成など |
シニア求人ナビ
出典:シニア求人ナビ公式サイト
50代~60代の求人を中心に掲載しているシニア求人ナビ。転職サイト機能のみで、転職活動へのサポートを受けられるエージェントサービスはないものの、会員登録をすることで、希望条件に合った求人情報をメールで受け取れます。
正社員のほか、契約社員やアルバイト・パート、業務委託など多彩な雇用形態の求人を保有。未経験でも働きやすい求人もあるため、専業主婦などブランクのある50代女性も利用しやすいでしょう。
運営会社 | 株式会社内藤一水社 |
求人数 | ー |
特徴 | ・50代~60代向けの転職サイト ・正社員のほか、契約社員やアルバイト・パート、業務委託などの働き方も ・未経験から挑戦しやすい求人も保有している |
サービス内容 | サイトを通じての求人応募、WEB履歴書、気になる求人の保存機能、メール配信機能など ※エージェントサービスはなし |
50代女性の転職に関してよくある質問
ここからは50代女性の転職について、よくある質問をピックアップ。未経験・無資格の50代女性の転職事情や、長く続けやすい仕事、正社員への転職について気になる人は参考にしてみてください。
未経験・無資格の50代女性でも転職できる?
未経験・無資格の50代女性でも転職や再就職は可能です。もちろん、ハードルは高いものの、ミドルシニア世代をターゲットにした求人を探したり、競争率が低い求人に応募したりといった対策で仕事を見つけることはできます。詳しくは記事内の「50代女性が未経験の職種へ転職する方法は?」の項目でも解説しているので、参考にしてみてください。
50代女性が長く続けられる仕事や一生できる仕事は?
50代女性が長く続けられる仕事や一生できる仕事としておすすめなのは、介護士や清掃・家事代行など。介護士は働きながら資格取得を目指せる点や、清掃や家事代行は専業主婦としての家事経験などを生かせる点が大きな魅力です。
詳しくは記事内の「50代女性の転職・再就職で長く続けやすい仕事10選」でも解説しています。
50代女性でも正社員に転職できる?
50代女性の正社員への転職は可能ではあるものの、その難易度はかなり高めです。転職活動で、なかなか正社員の仕事が見つからないという場合は、派遣やパートなど非正規雇用から正社員を目指すのも視野に入れるとよいでしょう。
企業によっては非正規社員の正社員登用制度を備えているため、応募時に制度の有無や実績をチェックするのがおすすめです。なお、詳しくは記事内の「正社員以外の雇用形態も視野に入れている」の項目でも解説しています。
まとめ
50代女性の転職事情や長く続けやすい仕事、おすすめの転職エージェント・転職サイトについて詳しく紹介しました。子育てがひと段落しても介護や自身の健康などの新たな難題にぶつかりやすい50代という年代。また、求人数も少ないため、いざ転職や再就職をしようと思っても、なかなか希望の仕事に就けず悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、50代でも希望に合う転職先や再就職先を見つけている女性もいます。ぜひ今回の記事で紹介した内容を参考にしながら、自分自身にとって満足のいく職場を探してみてください。
(構成・文:ママテナ編集部)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
