「埋もれた心」より / (C)2025 SBS & Studio S. All rights reserved.
パク・ヒョンシクとホ・ジュノが出演する韓国ドラマ「埋もれた心」の第4週(第7、8話)が3月15日までに配信された。ついにドンジュ(ヒョンシク)が記憶を取り戻したことが明らかになり、ストーリーがいよいよ復讐(ふくしゅう)劇へと舵を切った。第4週も大きな反響が寄せられ、韓国では視聴率も右肩上がり。日本でも、“ロマンスの貴公子”とは真逆の荒々しく激しいヒョンシクに「引き込まれる…」「過去イチ好きかも!」と興奮の声が上がっている。(以下、ネタバレを含みます)
■姉の死を経て、ドンジュに変化が…
「埋もれた心」は、2兆ウォンの政治資金を巡り、大山(テサン)グループのソ常務ことソ・ドンジュが人生を懸けたマネーゲームに身を投じていくリベンジサスペンス。
生き残るため、パワーブローカーで陰の黒幕ヨム・ジャンソン(ジュノ)を欺き、2兆ウォンの裏金が収められた口座をハッキングして暗証番号を自分しか知らないものに変更したドンジュ。だがジャンソンに指示されたホ・イルド(イ・ヘヨン)によって銃撃され、海に転落。九死に一生を得たものの、自分の名前すら思い出せない状態に陥った。
そんな中、第6話ラストでドンジュの姉・アグネス修道女(ハン・ジヘ)が急死。第7話ではアグネス修道女の葬儀後、ドンジュが姉を轢いた運転手を襲撃するシーンや、姉の死を悼んで慟哭(どうこく)するシーンなど、ドンジュの記憶が戻っていることが明らかに。続く第8話では、ドンジュがイルドに銃撃されたことを示す映像がドンジュの元恋人でチャ会長(ウ・ヒョン)の孫娘・ウンナム(ホン・ファヨン)の手に渡り、ウンナムが義父イルドの悪行を知ってしまう展開が描かれた。
■ヒョンシク、ファヨンをベッドで優しく抱き締める
ドンジュの記憶が戻ったことで、いよいよ本格的な復讐劇が始まった第4週は、これまで以上に“見たことのないヒョンシク”が満載。
7話では、目にも止まらぬ速さで相手の懐から拳銃を抜き取りジャンソンの額に銃口を当てる冷たい復讐者の顔や、姉との何げない会話を思い出して子どものように声を上げて泣く悲痛な表情も。一方で8話では、ウンナムのために手首のペアタトゥーを提案し、彼女をベッドで優しく抱き締めるなど、かつてのロマンチックな回想シーンも描かれた。
■“ロマンスの貴公子”が冷たい復讐者に
アクションシーンのキレも抜群。シナモンアレルギーにもかかわらず、ジャンソンらを欺くため死を覚悟してシナモン入り菓子を口にするシーンでは、顔色がまだらに赤く変色し、苦しみに身悶えるドンジュの姿が強烈で目が離せない。
本作出演前はロマンス作品への出演が多く、“ロマンスの貴公子”とも呼ばれていたヒョンシクが、そのキャッチフレーズを完全に脱ぎ去って挑む強烈な復讐者の姿に、視聴者からも驚きの声が続々。「血まみれでも涙まみれでも美しいヒョンシク…!」「ヒョンシクさんの不敵な笑みにゾクゾクした」「銃を奪うドンジュ格好良過ぎて無限リピしてる」といった声が飛び交い、テンポ早く展開するストーリーにも「先が気になりすぎて眠れない!」の声が上がっている。
■また視聴率更新!BTS・Vも「かっこいい」
韓国でも本作は大ヒット中。地上波SBS局の金土ドラマとして放送されている本作、第8話の視聴率が全国・首都圏ともに12.3%で自己最高を更新したほか、瞬間最高視聴率は同時間帯全チャンネル1位の14.1%を記録した。(視聴率はニールセンコリア調べ)
さらに3月3日には、入隊し軍生活を送っているBTSのVがファンコミュニティプラットホーム・Weverseで「この頃『宝島』(原題)を見ています。パク・ヒョンシクさん、かっこいいです」と投稿。ヒョンシクが「埋もれた心」で見せた新たな一面は、かねてより親交の深い世界的アイドルも魅了したようだ。
「埋もれた心」(全16話)はディズニープラスのスターで独占配信中。次回は3月21日(金)に第9話、22日(土)に第10話が配信される。息もつかせぬ心理戦を見せている本作は本格的な復讐劇へと突入する。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
配信: WEBザテレビジョン