「胃がん」の検診では何をするのかご存じですか? 引っかかったときの対処法も医師が解説!

「胃がん」の検診では何をするのかご存じですか? 引っかかったときの対処法も医師が解説!

胃がん検診は、早期発見、早期治療のために重要なプロセスのひとつで、定期的に受診することが勧められています。 今回は、胃がんの検診方法について日本消化器病学会専門医の山田 晃弘先生(横浜内科おなかクリニック院長)に伺いました。

編集部

胃がんの検診ではどんな検査をするのですか?

山田先生

まずは問診です。先ほどのリスク要因を知るために、食習慣や飲酒・喫煙などの生活習慣、家族歴などを伺います。そして、一般的には「胃X線検査」と「胃内視鏡検査」が行われます。

編集部

「胃X線検査」について教えてください。

山田先生

胃X線検査は、レントゲンで胃の形などを観察するものです。バリウムを含む造影剤を飲むとその部分が白くうつるため、検査台で体を上下左右に動かすことで、胃の変形などを見つけることができます。

編集部

その結果で「異常なし」と「要精密検査」に分けられるのですね?

山田先生

胃X線検査後で「要精密検査」となれば、胃内視鏡検査を行うのが一般的です。胃内視鏡検査で疑わしい部位が見つかれば、その場で生検(組織を採取する)を行い、組織診(悪性かどうかを調べる検査)を行います。

監修医師:
山田 晃弘(横浜内科おなかクリニック)

新潟大学医学部卒業。その後、虎の門病院や国立国際医療研究センターなどで経験を積む。2018年より現職。一人ひとりに寄り添い、安心して受診できるクリニックを目指している。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本ヘリコバクター学会認定医。

※この記事はMedical DOCにて<【医師解説】胃がん検診で「要精密検査」と言われたらどうすべき? 胃がんの原因は?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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