フットケアやハンドケアなどの貴重な体験の機会を提供
足助地区を中心とした市内の高齢者の男女を対象に、停車した「e-Palette」車内でフットケア・ハンドケア・爪ケア(ネイル)のいずれかを会話しながら提供した。
美容を提供したケアビューティストは介護職としても働いており、「介護美容 笑夢」として豊田市を中心とした訪問型介護美容サービスを運営している。
2月6日(木)、ハンドトリートメントを受けた利用者は、始終ケアビューティストとの会話を楽しんでいた。
「e-Paletteの車内を活用することでとても暖かくて良かった。美容もいいけどヘアーカットもやってもらえたらいいね!」と話し、特に山間地では介護美容サービスと触れ合う機会がないため、貴重な体験として喜ばれた。
EV多目的利用に介護予防サービスを採用した理由
豊田市役所 企画政策部 未来都市推進課の水谷氏、山本氏、植田氏は次の通りコメントしている。
「マルチタスク車両の多様性を証明するために、マルチタスク車両を活用した社会課題の解決を図る実証を検討していました。
検討の中で、山間地域、特に足助地域が高齢者数、高齢化率、介護予防に寄与される社会参加機会となる集いの場、飲食店、販売所が少ないことがオープンデータ等から浮き彫りとなり、山間地域においては、市街地と比較して、高齢者の社会参加機会、サービス享受の機会が少ないという課題が判明しました。
この課題解決のため、市街地でサービスを展開している、ずっと元気!プロジェクトのプログラムをマルチタスク車両の活用によって山間地域の高齢者へ社会参加を提供する実証を行うことを決定しました。」
配信: STRAIGHT PRESS