毎日のごはん作りの救世主!「冷凍野菜」で作る栄養たっぷりな時短レシピ


食べごたえのある根菜がたっぷりの「冷凍和風野菜ミックス」はカレーに重宝 / レシピ考案/藤井 恵 撮影/木村 拓
物価が高騰し、「食費を節約をしたいけれど、家族に栄養もとってほしい!」という声が編集部に続々と届いています。バランスのいい食事に欠かせない野菜は、フレッシュのものに限らず、冷凍野菜を活用するのもおすすめ! 技術の進歩とともに種類が増えていて、味もどんどんおいしくなっていますよ。

そこで今回は、管理栄養士でもある料理研究家の藤井恵さんに、冷凍野菜の賢い活用方法について聞きました。


年々、味が進化し、種類も増えている冷凍野菜 / 撮影/木村 拓
<冷凍野菜を使う3つのメリット>
1 旬の時期に収穫したものが使われているので、栄養価が高い
2 下ごしらえずみなので、手間なしで時短調理に◎
3 ストックできるので、ほんの少しだけ使いたい時にも大助かり

「特に重宝するのが、ほうれん草やブロッコリーなど、緑の冷凍野菜。献立にあともう一品欲しい時や、料理に彩りが足りない時に重宝します」(藤井恵さん)


レシピを教えてくれたのは料理研究家の藤井恵さん / 撮影/木村 拓
レシピを教えてくれたのは
藤井恵さん
料理研究家。管理栄養士でもあり、2人のお子さんを育てた経験を生かした、家族に喜ばれる作りやすいレシピが大人気。Instagramでも栄養たっぷりの料理を発信中。
Instagram@fujii_megumi_1966

「冷凍野菜は、解凍したときにやわらかくなりがちなので、その食感を生かして、卵に混ぜたり、麺の具にしたりするのがおすすめです」(藤井さん)


冷凍ほうれん草はアク抜き不要で時短調理にぴったり / 撮影/木村 拓

冷凍ほうれん草を卵焼きに


冷凍ほうれん草を卵焼きの具に / レシピ考案/藤井 恵 撮影/木村 拓
「袋の表示どおりにレンチンし、水けを絞ってから卵液に混ぜて。ゆでてアクを抜く面倒な作業が省けるので、朝のお弁当作りにも便利です」


栄養冷凍ブロッコリーは、くたくたに煮て食べるのがおすすめ / 撮影/木村 拓

冷凍ブロッコリーをパスタに


冷凍ブロッコリーをパスタに / レシピ考案/藤井 恵 撮影/木村 拓
「解凍すると特にやわらかくなりがちな冷凍ブロッコリーは、くたくたに煮るといいですよ。私のおすすめの料理はベーコンと合わせたパスタです。

塩を加えた熱湯で、スパゲッティと一緒に凍ったまま入れ、スパゲッティの袋の表示時間より1分短くゆでます。ともに湯をきり、にんにくとベーコンを炒めたフライパンに加え、ブロッコリーを粗く潰しながら炒め合わせて。塩、こしょうで味をととのえれば完成です!」

<冷凍和風野菜ミックスを洋風料理に>


カレーには「冷凍和風野菜ミックス」を凍ったまま加えて / レシピ考案/藤井 恵 撮影/木村 拓
和風の煮もの向けとして販売されている「冷凍和風野菜ミックス」。メーカーによって使用している野菜の種類は異なりますが、主にれんこんや里いも、たけのこなど、根菜を中心とした、さまざまな野菜が入っていて、栄養も幅広くとれて便利です。和に限らず、洋風メニューに展開すると、レパートリーが広がります!

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