その他の鳴き声について
ここからは、大きめ×長めの場合と小さめ×短めの場合以外の鳴き声を見ていきましょう。
まず例に挙げるのは、動物病院に連れて行った際に、まるでライオンのような迫力ある声で鳴いた場合です。この場合は生命の危険を感じ、力を振り絞って叫んだのだと考えられます。
続いて、子猫時代と比べて鳴き声が変わったように感じるケース。これは、子猫時代は発達が充分ではなく定まっていなかった声帯が、成猫になって定まったために鳴き声が変わって聞こえるからでしょう。鳴き声が変わることは自然なことなので、考えすぎる必要はありません。
このように、猫の鳴き声からはいろいろな気持ちを予想することができます。愛猫が今どんな感情なのかを理解するために、鳴き声の意味について頭に入れておくといいですね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学助教 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2019年3月号『猫語をひも解くヒント集 鳴き声で気持ちはわかります!』
文/岩井まどか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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