たんぱく質源の食品は、量と順番を守る
たんぱく質が多く含まれているものを食べたとき、胃と腸でアミノ酸になるまできちんと分解されれば、食物アレルギーの原因になることはありません。ただ、消化機能がまだまだ未熟な赤ちゃんの場合、食べ物をアミノ酸までうまく分解できないまま取り込むと、体が「異物」として判断し、アレルギー反応が引き起こされてしまいます。
たんぱく質は、赤ちゃんの成長のためにも必要な栄養素です。だからこそ、離乳食の時期にたんぱく質が多く含まれている食品を食べるときは、その量と食べさせる順番が大切です。
たんぱく質は、あらゆる食物に含まれているため、どんな食品もアレルゲンとなる可能性があります。離乳食は、赤ちゃんの発達を見ながら進めましょう。
▼参考文献、資料
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
「食物アレルギー診療ガイドライン2016」(協和企画)
「食物アレルギーの栄養指導」(医歯薬出版株式会社)
「図解食物アレルギーの悩みを解消する!最新治療と正しい知識」(日東書院)
「食物アレルギーをこわがらない!はじめての離乳食」(主婦の友社)
著者:管理栄養士 富田チヤコ
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
配信元
ベビーカレンダー
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