2025年3月23日 ファッションウィーク|辛酸なめ子

2025年3月23日 ファッションウィーク|辛酸なめ子

装いを一新したくなる季節の変わり目。表参道スパイラルの前を通りかかったら、LUXのプロモーションでヘアスタイルの歴史の展示が行われていました。1930年からの髪型のブームについてパネルやマネキンが展示。

1940年代流行した、モガスタイルがサザエさんと同じで、当時の流行の最先端だったことがわかりました。ということはワカメちゃんとかマスオさんもその時の流行のヘアだったのかもしれません。

 

サザエさんにしか見えないマネキン。右は懐かしい昭和アイドルカットです。

サザエさんのヘアスタイルは漫画のキャラを立たせる誇張した演出かと思っていました。

解説によると、このヘアスタイルで生き生きと自己主張する女性像は、家父長制からの解放を表しているそうです。まさにモダンガールです。展示パネルには女性たちが並んでパーマのマシーンに入る写真もありました。カールではなくパーマで固定していたようです。

サザエさん特徴的なヘアスタイルがアイコニックとなり、波平の三本のヘアと共に長く国民に愛される存在になったように思います。

現代の流行のファッションを体感できる「楽天 ファッション ウィーク東京」に伺いました。

有明アリーナで行われたのは、ハイク(HYKE)の2025-26年秋冬コレクション。有観客は5年ぶりだそうで、コロナ禍中はiPadでオンラインショーを眺めていたので、こうやって生で拝見できるのが感慨深いです。音楽や空間演出、間近での布の動きなどリアルの迫力に圧倒されました。最初の方のベージュと黒のチェックの服から物欲がヒートアップ。すぐにでも着て出かけたくなる素敵なコレクションでした。

このチェック柄など、ベージュ系の服がどれもかわいくておしゃれだったHYKE。憧れブランドの一つです。

大手町で行われたのタエアシダさんのショーはエレガントでシルエットも美しく、パーティーやイベントで華麗な印象を残せそうです。各国大使館の方々も参列する格調高いショー。

今回のテーマは“Eternal Threads-Weaving the Past and Future (永遠の糸一過去と未来を紡ぐ)”だそうでした。このテーマでハッとしたのは、懐かしいジャンパーの襟のデザインが登場したことです。ジャンパーのフードの真ん中にジッパーがあり、開くとセーラーカラーの形になるデザイン。セーラーフードというらしいです。この形が埼玉の小学校時代大流行して、セーラーフードのスタジャンじゃないと人気者グループに入れない空気でした。もちろん私は買ってもらえなかったのですが、その過去の満たされなかった思いが、何十年後かにまた物欲となって噴出するのを実感しました。

懐かしいセーラーフードがこんなエレガントなスタイルに。

ショーのあとはリフレッシュメントといってお酒やパーティーフードが出るのにも上級感が出ていました。知っている人が見つからず誰とも社交できませんでしたが……。

米国株などの投資信託が暴落から復活したら、ショーて拝見した素敵なアイテムを買えるかもしれませんが……。投資をしている友人と会うと老後のためのお金が半減したという話題になって、しばらく厳しい現実が続きそうです。ショーを見ている時だけ優雅な世界に逃避できました。

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