「こんなん聞いてないよー」保育園入園後の想定外エピソード。先輩ママ&ベテラン助産師からの金言アドバイスも!

「こんなん聞いてないよー」保育園入園後の想定外エピソード。先輩ママ&ベテラン助産師からの金言アドバイスも!

「乳児期、多くのパーソナリティと触れ合うことは、その子の財産になる」と、濵脇先生

「お子さんを早くに園に預けることに、罪悪感を抱く必要はありません。それぞれの家庭にはそれぞれの事情があり、お母さんはラクするために預ける訳ではないのですから。
そもそも子どもが園に通うことにマイナス面は見当たりません。

人類の子育ては数万年もの間、共同保育が基本でした。大家族で、ご近所などグループで保育を担っていました。
母ひとりで育児をするようになったのは、約80年前の戦後から。母が育児に疲弊するのは当たり前です。なぜなら、現代の母は人類がいまだかつてやったことのない育児に挑戦しているのですから。

そして子どもにとっても、多くのパーソナリティと触れ合う機会を奪われているのではないか、と、私は感じています。

子どもが乳幼児期に多くのパーソナリティ、例えるなら保育士、園の年上のお兄ちゃん・お姉ちゃんと触れ合うこと=刺激を受けることは、正常な発達過程において非常に良い影響をもたらします。
コレをすると嫌なんだ、アレをすると喜んでくれるんだなど、社会性を学ぶこともできます。
乳幼児期に園でさまざまな体験ができることは、お子さんにとって大きな財産になるはずです」(濵脇文子先生)

子どもが下ネタに興味を抱く『第一次下ネタ期』は、反応しないことが一番

「幼児が覚えたての下ネタを乱発することを、私は『第一次下ネタ期』と、呼んでいます(笑)

幼少時、子どもが性器に興味を示す時期があります。大人はびっくりしてしまいますが、性的な欲求ではなく、発達における好奇心、興味であり、ごくごく自然なことです。

なのでチンチン、おっぱいなどの発言に他意はありません。しかし大人が驚く、笑うなど反応が面白いので楽しくなり、エスカレートして乱発してしまうようです。

対処方法としては、過剰に反応しないことです。
さらに科学的な説明や適切な言葉を教える良い機会と捉えて、正しい知識を伝えることも大切です。その言葉自体は悪くないけど、場面や場所によって使わないほうがいいねなど、場のマナーを学ばせる良い機会になることも。

私の場合は能面のような表情で、『オモシロクナイ』と、棒読みで言っています。私の反応がつまらないようで、ほとんどの子どもが言わなくなります(笑)」(濵脇文子先生)

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