『熱を帯びる・初デート』より / 画像提供/しらいぬさん
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『熱を帯びる』の続編、『初デート』を紹介する。コミカライズ版『幼馴染のわたしはモブでいたいのに、なぜかヒロインの恋愛対象になっている。』(原作:白藍まことさん、デジカタ編集部刊)でも知られるしらいぬさんが、2月15日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、しらいぬさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■大人な相手に見合うようにと思う心が空回り
『熱を帯びる・初デート』より / 画像提供/しらいぬさん
『熱を帯びる』では美咲と朋子がある出来事をきっかけに仲を深める様子が描かれた。距離感の近い美咲に意識しながらも自分の勘違いだと言い聞かせる朋子。平常心を必死に保とうとする彼女に美咲は「…好きです」と告げた――。
そして続編となる『初デート』では、お互いの気持ちを確かめ合った2人が迎えた初デートの様子を描いている。朋子との初デートを楽しみにして、プランを考えさまざまな準備をしてきた大学生の美咲。集合時間の1時間前に到着し、大人の余裕をもって初デートを完璧で楽しいデートにすると意気込んで、朋子をリードしていこうとする。
しかし、入る予定だった店は臨時休業、代わりに入った店でご馳走しようとするも失敗。結局朋子が支払うなど、朋子にかっこ悪いとこしか見せていないと落ち込んでしまう。さらに映画館では、寝不足から上映中に眠ってしまい、いつの間にかエンドロールを迎え朋子に優しく起こされる事態に。
完璧で楽しいデートにすると決めていたはずが、上手くいかない美咲。思わず表情が沈んでしまい、そんな彼女を見た朋子は「今日は楽しかったね」と肩に触れる。“がっかりさせてしまった”と暗い顔の美咲に、朋子は小説が完成したからと自宅に美咲を誘う。目を輝かせて朋子の家にやってきた美咲だが、そこで朋子の家に入るのは初めてであることに気付き…。
この初デートを描いた漫画を読んだ人たちからは、「ごちそうさまでした」「意識外からの突然の幸福」「うーんこれはお熱い」「がんばったご褒美」など、多くのコメントが寄せられている。
■対照的な2人が魅せる甘いデート
『熱を帯びる・初デート』より / 画像提供/しらいぬさん
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
本作を作るきっかけになった前作「熱を帯びる」では男運のない主人公が女の子に惚れてしまうきっかけみたいな部分を描きたいなと思ってできた作品でその二人がその後どうしたかとかもっと甘々に描きたいなーという事で続きを描かせていただきました。
――本作では、デートでリードしようと奮闘する美咲の姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
大学生とはいえまだまだ子どもっぽい所がある美咲とさりげなくフォローをしたり落ち着いた対応をしたりする朋子二人の対比を見て欲しいなと思います!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
キスをしようとする直前朋子がじっと美咲を見つめてるシーンです前作では朋子が美咲に翻弄されるような形でしたが今作は少しそれをやり返す感じになりました。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
読者が目を引くような場面、描写をどこかにいれるよう心がけています。
――今後の展望や目標をお教えください。
2025年の目標は更新が止まってしまっている創作漫画を更新する事です!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
私の作品を見て頂きありがとうございますこれからも描く気力がある限り頑張って描き続けていきたいと思いますので見守っていただけますと幸いです。
配信: WEBザテレビジョン
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