今年、縁あって東京コレクションをいくつか見学させていただいていますが、おしゃれ業界人が集まるので、自分自身が着ていく服がないという問題が……。本当だったらそのブランドの服を着ていくのが良いと思われますが、経済的になかなかそうはいかず、最終的に、ちょっとおしゃれなコートで、内側の普段着を包み隠す、という方式に落ち着きました。
先週伺ったのは、Chika Kisada Autumn Winter 2025のショーです。バレエの要素を取り入れた、ファンタジーとモードが高次元で融合したスタイルが素敵で、世界観に浸りたくなります。デザイナーさんはもとバレエダンサーで、チュール使いが巧みです。
こちらの会場は GARDEN新木場FACTORYで、新木場からもちょっと歩くので青山からバス便が出てありがたかったです。都会の風景を眺めながら新木場へ。何年か前、新木場に行ってから、夜中、木の霊が家に乗り込んできた恐怖体験がありましたが、今回はそこまでざわざわする感じがなく、平和な気持ちでショーを拝見できました。木材関連の倉庫が多くて、以前行ったときに、木の霊が、人間の感謝が足りないと怒っていたのですが……。今は資材が不足しているので、材木も大切にされているのかもしれません。
色使いが絶妙なChika Kisadaのコレクション。少女時代バレリーナに憧れたことがある人は心に刺さりそうです。
新木場周辺は、大きな倉庫がたくさんありますが、街にカフェや食事できるところが少なくて、働いている人は会社の食堂とかあれば良いですが、なかったら不便かもしれません。もしスタバとかタリーズが出店したらお客さんが入るのにもったいないです。
ショーが終わったあと、空腹を感じて駅前のロッテリアへ。たぶん、このファッションショーのあとにロッテリアに寄ったのは私だけだと思います。
次の日は、タン(TAN)の京橋でのショーを拝見。日本のファッションブランドで「糸から衣装へ」をキーワードにニットウェアを展開。ブランド名は、ラテン語で”触れる”という意味の「tangent(触れること)」に由来しているそうです。その名の通り、観ていると触りたい! という欲求にかられる、質感が気持ち良い服ばかりでした。中でも心の琴線に触れたのは白いモコモコ修道女です。修道女の過去生がある人は心惹かれるスタイルかもしれません。
パッと見て修道女だと思ってしまいましたが、違ったらすみません。手まで覆われているのも印象的でした。ギャザー、モヘア、ファーなど様々な素材が使われていて、色合いもかわいかったです。
月曜日は、天王洲アイルでのAKANE UTSUNOMIYAのショーを拝見。ニットを取り入れたレイヤードのセンスが最高で、バランス感覚に感じ入りました。
完璧なスタイルのモデルさんが着ると、さらにバランスが芸術的に……。
久しぶりに天王洲アイルを訪れましたが月曜日だったので、周辺が閑散としていてカフェも閉まっていて、ショーの前に街をさまよっていました。そんな淋しさの余韻で、帰りコンビにでポテチを買って、一袋一気に食べてしまいました。ファッションショーを見たあとポテチ一袋いったのは、多分私だけだったと思います。
配信: 幻冬舎Plus
