この春スタートする新ドラマ最新情報が続々と公開中。気になるキャストやストーリーなど、話題の作品をピックアップして紹介する。
■先生たちの本音と建前を描く新たな切り口の学園ドラマ
なんで私が神説教(日本テレビ系) / (C)日テレ
なんで私が神説教(4月12日[土]スタート、毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系)
広瀬アリスが初の教師役を演じ、先生たちの本音と建前を描くリアル学校エンターテインメント。無職生活を脱却するために何となく高校教師になった麗美静(広瀬)は、「生徒とは程よい距離感で。怒るな、褒めるな、相談乗るな」の私立名新学園教師のモットーに従おうとする。しかし、いつしか問題児ぞろいの生徒たちの事情に巻き込まれ、説教をしなければならない状況になってしまう。
■村上春樹の小説を原作にした“地震のあと”の4つの物語
土曜ドラマ「地震のあとで」(NHK総合) / (C)NHK
土曜ドラマ「地震のあとで」(4月5日[土]スタート、毎週土曜夜10:00-10:45、NHK総合)
岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市が全4話それぞれの主人公を演じ、4つの物語を紡いでいく。映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年)の大江崇允が脚本を務め、山本晃久がプロデュース。さらに、連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年NHK総合ほか)で震災を描いた井上剛が演出を担当する。震災の影響を、現地ではなく遠い場所で受けた人間たちの、喪失を伴う奇妙で美しい世界を描き出す。
■桐谷健太が全てを失った中年男を熱演
「いつか、ヒーロー」(テレビ朝日系) / (C)ABCテレビ
いつか、ヒーロー(4月6日[日]スタート、毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)
金も仕事もない中年男が、夢をなくした若者と共に巨大権力に挑む、オリジナル社会派エンターテインメント。児童養護施設の職員だった赤山(桐谷健太)は、とある事情で突然消息を絶つ。20年後、再び現れた赤山が目にしたのは、夢や希望を失い絶望の淵に立つ、変わり果てた姿の5人の教え子たちだった。再会した彼らはやがて世代を超えて手を組み、腐った大人たちに立ち向かっていく。
■「アンパンマン」生みの親とその妻・暢がモデルの物語
連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合ほか) / (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」(3月31日[月]スタート、毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか※土曜は月~金曜の振り返り、NHK総合ほか)
やなせたかしと小松暢夫婦がモデルの愛と勇気の物語。主演は今田美桜、脚本を中園ミホが手掛ける。戦前、戦中、戦後と激動の時代を生きたやなせと、彼をけん引し続けた“ハチキンおのぶ”こと暢が、荒波を乗り越え“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を、大胆に再構成し描く。主人公・朝田のぶを今田が、後に夫婦となる柳井嵩を北村匠海が演じる。高知で出会った2人は、一個のあんぱんを通してつながっていく。
※『月刊ザテレビジョン』2025年4月号
配信: WEBザテレビジョン