真面目な世話焼き男子と明るく愛されキャラ男子が繰り広げる青春ストーリーに「幸せな気持ちになりました」と反響【BL漫画】

真面目な世話焼き男子と明るく愛されキャラ男子が繰り広げる青春ストーリーに「幸せな気持ちになりました」と反響【BL漫画】


『はじめての春のうた』が話題! / ©イシノアヤ/リイド社
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、イシノアヤさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「はじめての春のうた」だ。3月19日時点で6800以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は単行本が上下巻が3月10日に発売になったばかり。
今回は作者のイシノアヤさんに制作の背景を伺った。

■男子高校生が繰り広げる青春物語


『はじめての春のうた』(4/44) / ©イシノアヤ/リイド社

まじめで読書家の戸上(とがみ)と、明るくみんなから愛されキャラである箕野(みの)。
性格は正反対だが、気が合い休憩や放課後は いつも一緒にいる2人。

ある日、戸上が同級生の女子・坂下さんに呼び出される。周りからは茶化されたが、実は坂下さんは箕野と付き合いたいと戸上に伝えたのだ。
自分が好かれる心当たりがないため驚く箕野だったが、戸上の「とりあえず付き合ってみたら?」という言葉に背中を押され、坂下さんと付き合うことに。

ただ、1点なんで戸上経由だったのか…と気になる箕野。

今作は、そんな2人が繰り広げる青春BLだ。

実際に作品を読んだ読者からは「こういうのだいすき」「幸せな気持ちになりました」「ほんわかしたお話」というような声があがっている。

今回は、作者のイシノアヤさんに『はじめての春のうた』の制作について話を伺った。

■作者・イシノアヤさんの創作背景とこだわり


『はじめての春のうた』(24/44) / ©イシノアヤ/リイド社
――「はじめての春のうた」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

BLレーベルではまるっと一冊高校生で描いたことがなかったので、学校のイベントごとも絡めてメインの二人を中心とした日常ものを描けたらなと思って描き始めました。

――「はじめての春のうた」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?

なるべく学校の年間行事に沿ったつもりなので、読んでくださる方もいっしょに楽しんでもらえたらなと思います。

――今作で特にお気に入りのシーンやセリフがありましたらお教えください。

上巻では第一話の「なんで戸上経由だったのかなァ」からつづく箕野と戸上のシーンが気に入っています。ふたりの会話は噛み合っているようで噛み合っていないのですが、最初の箕野の気持ちの変化かなと思っています。ほのかに気持ちが動いても会話はどんどん流れていってしまって気づくきっかけがうやむやになってしまう感じが描けたかなと思っています。

下巻だと第六話の文化祭が終わった日の帰り道のシーンです。いつもの通学路がオレンジ色に染まってつよい逆光を受けているのを思い浮かべながらモノクロ原稿を描きました。

――普段イシノアヤさんが漫画を描く中で大切にしていること、意識していることなどありますでしょうか?

「隣のクラスにいそうだな」「知り合いの知り合いにいるいる~」のようなちょっとした親近感や既視感、「こんな人がいたらいいな」みたいな小さな希望を持ってもらえるような要素をキャラクターに入れることを意識しています。

――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつも本当にありがとうございます。「はじめての春のうた」では戸上と箕野ふたりの一年間の小さな気持ちの積み重ねを描きました。ありふれた日常にもきらめきは潜んでいると思っています。今後もそのようなものを描いていけたらなと思います。日々の生活に疲れた方が漫画を目にして少しでもほっと和んでいただけたらうれしいです。

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