映画「岸部露伴は動かない 懺悔室」は5月23日(金)公開 / (C)2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
5月23日(金)公開の映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」のシーンを使った、映画館で本編上映前に流れる“鑑賞時のマナー”映像の特別バージョンが公開された。
■高橋一生主演の大人気シリーズの映画第2弾
「岸辺露伴は動かない」は、シリーズ累計発行部数1億2000万部超の荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描く。
高橋一生が露伴を演じてドラマ化された同作は、2020年12月に第1期、2021年12月に第2期、2022年12月に第3期、2024年に第4期がNHK総合ほかで放送された。再現度と完成度の高さが原作ファンを唸らせた同シリーズは、映画化も実現。ドラマのチームが再集結し制作した2023年公開の第1作目「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、観客動員数90万人超、興行収入約12.5億円の大ヒットとなった。
今回公開となる映画第2弾「岸辺露伴は動かない 懺悔室」は、「岸辺露伴シリーズ」の1作目にあたる作品。原作ファンの間で屈指の人気を誇る伝説的なエピソードを、邦画初となる全編ベネチアロケにて撮影。街全体が世界遺産に登録されているこの土地を舞台に、史上最高スケールで完全映画化を実現した。
■映画のシーンを巧みに使った「鑑賞時のマナー」映像
そしてこのたび、作品のシーンを使った鑑賞時のマナー映像も制作。「鑑賞中のマナー違反を懺悔してみた」というナレーションと共に、取材旅行で訪れたイタリア・ベネチアの教会にいる露伴(高橋)の姿から始まるこの「特別バージョン」の最初の懺悔は、「上映中ジタバタして騒いでしまいました」。この懺悔に対して「上映中はお静かに」の文字が。
続いて、「幸せの絶頂の時に絶望を味わう」という呪いをかけられた水尾(大東駿介)がポップコーンを命懸けで食べようとする映像に合わせた「館内にポップコーンをまき散らしてしまいました」という懺悔には、「ポップコーンは食べ物です」。
そして、懺悔室で恐ろしい告白をする謎の男・田宮(井浦新)が自身に銃口を突きつけるシーンには「危険物は持ち込み禁止です」の文字が。
また、劇場のような場所で着信音を鳴らした露伴の携帯を、彼の担当編集者でバディでもある泉京香(飯豊まりえ)が「スマホは切っておかなきゃ」と取り上げる場面も。
ラストは「これからは、マナーを守って鑑賞します」とのナレーションの後、「マナーを守れない人は、ヘブンズ・ドアー」と、映画のワンシーンをうまく使ってしめくくられる。本編の雰囲気を尊重しながら、鑑賞時の注意喚起も出来ているマナー映像となっている。
■映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」ストーリー
漫画家・岸辺露伴(高橋)は、ベネチアの教会で仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。それは、誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」という呪いについての告白だった。それ以来、次々に訪れる幸福から必死に逃れようと生きてきた男だったが、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだはずの浮浪者が現れ、「高く投げたポップコーンを、3回連続で口でキャッチできたら呪いは消える。だが失敗したら、最大の絶望を受け入れろ」と告げた。男は、一度きりのチャンスに挑む。
この奇妙な告白にのめりこんだ露伴は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使ってしまう。そして露伴も、やがて自身に「幸福になる呪い」がかかっている事に気付く。幸福と絶望が交錯する水の都・ベネチアで岸辺露伴が邂逅する“罪深き呪い”の真相と運命の行方は…。
配信: WEBザテレビジョン
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