乳製品、時期に気を付けて!
乳製品には、育児用の粉ミルクやフォローアップミルクのほかにも、スキムミルク、チーズ、生クリームなどがあります。それぞれ含まれているたんぱく質や脂肪の量が違うので、赤ちゃんが食べられる時期が違います。
たとえば低塩分、低脂肪のカッテージチーズは、味にクセもないので離乳食にもぴったりです。一方、生クリームは、乳脂肪がたっぷり含まれています。どちらも離乳食中期(7〜8カ月)ごろからはじめられますが、生クリームは、牛乳から作られた乳製品というよりも、離乳食の時期は油脂類として、ごく少量を使いましょう。
また、同じヨーグルトでも加糖タイプのヨーグルトは、口当たりもいいので赤ちゃんが食べ過ぎてしまいがち。離乳食の期間は、できるだけプレーンヨーグルトを使いましょう。
赤ちゃんが牛乳アレルギーの場合、カルシウムが不足の傾向があるといわれています。その場合、カルシウムが多く含まれる食品を摂る必要があります。さまざまな加工食品に牛乳や乳製品が含まれているので、原材料表示を確認しましょう。
※参考文献、資料
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
「食物アレルギー診療ガイドライン2016」(協和企画)
「食物アレルギーの栄養指導」(医歯薬出版株式会社)
「図解食物アレルギーの悩みを解消する!最新治療と正しい知識」(日東書院)
「食物アレルギーをこわがらない!はじめての離乳食」(主婦の友社)
著者:管理栄養士 富田チヤコ
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)