シンプルで満ち足りた50代の暮らし

シンプルで満ち足りた50代の暮らし

人生はいきなり終わってしまうことがあるから、やりたいことを制限しない

万波さんの母はがんを患い、治療がうまくいって元気になったのに急逝してしまった。悲しくて無念でそこから人生観が変わった。「私は体が丈夫で風邪を気合いで治すタイプだったけど、重い帯状疱疹も経験して『命も健康も永遠ではない』と痛感。だから今は好きなことややりたいことが浮かんだらためらわずに行動しています」。

万波さんの2025年のバケットリスト

年の始めに「今年やること」を決める万波さん。死ぬまでにやりたいことを集めた“バケットリスト”から選んだ、今年の目標はこの3つ。

●やりたいこと1 「私なんか」と思わずに、好きなことを友達に教える
「私には無理」ではなく「私にもできる」と考えるように。「友達に頼まれて、家でお茶しながらメイクやインスタの更新の仕方を教えると喜んでもらえて。私もうれしい」。

●やりたいこと2 会いたい人には会っておく
大病をする同世代や、二度と会えなくなった友人知人がちらほら出てきた。「自分だってそうなるかもしれず、50代ってそんな年代。だから大切な人とは『いつか会おうね』ではなく『いつ会う?』と約束しています」。

●やりたいこと3 「雑貨のお店を始めたい」3年後の夢を具体的に妄想する
老後の苦労など起きてもいないことを心配するのはやめて、代わりに未来を楽しく想像する。雑貨店を開く夢は夫の定年後に実行予定。「どんな物を並べる?ショップカードのデザインは?など具体的に考えるのが楽しい」。

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