回転寿司は子どもから大人まで楽しめるので、家族で回転寿司に行くのを楽しみにしている人も多いでしょう。しかし人気があるぶん混みあっていて、トラブルが発生しやすいことも。今回はそんな回転寿司屋でまさかのトラブルに巻き込まれた経験のある筆者の知人、Kさんのお話です。
家族で回転寿司へ
Kさんは月に1回、旦那さんと小学生の子どもと一緒に回転寿司を食べに行くのを楽しみにしていました。
子どもでも食べられるメニューが多く、食の細い子どもでも食が進むため、当時のKさんには回転寿司はありがたい存在でした。
「さあ、お寿司注文しよう」
Kさんと旦那さんは自分たちと子どもの分のお寿司を数皿注文し、レーンに流れてくるのを待っていました。
「あれ、お寿司が来ない……」
お寿司が到着しますというアナウンスはあるのに、頼んだお寿司が一向に来ません。
お寿司が来ないのはなぜ?
Kさんや旦那さんが頼んだお寿司は来ているのですが、子どもが好きなサーモンや変わり種のお寿司が全く流れて来ないのです。
しかしタッチパネルを見ると、到着済みであると表示されています。
「おかしいな……」
そのお店ではテーブルの上にある皿の数ではなく、注文した分だけ料金がカウントされるため、お寿司が来ないとお金だけ取られてしまいます。
Kさんは店員さんを呼んで、お寿司が来ていないことを伝え、頼んだお寿司を直接テーブルに持って来てもらうことに。
「一体誰がお寿司を?」
その後も子どものために頼んだものが来ないことが続き、Kさんはレーンをよく見張ってみることにしました。
「あ! あの子が」
なんと近くの席の子どもが、勝手にKさんが頼んだお寿司の皿を取って食べていたのです。
しかも両親はそれを見ていながら、全く注意していません。
「こりゃダメだな」
その親子には店員さんから注意してもらうことにして、Kさんたちはその親子より前にお寿司を受け取れる席に移動したそうです。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。