指定された避難所が変わる!?
大きな地震が起きて大規模な火災が引き起こされた場合、かなり多くの人が一度に避難所を必要とすることが想定されるため、あらかじめ「〇丁目に住む人は〇〇小学校へ」というふうに、行政によって避難先が指定されています。
しかし人口の増減や市街地の開発が多い地域だと、あらかじめ考えていた避難先の指定が、いつのまにか実情にあわなくなることも…。そこで、そういった変化の大きい地域では何年かに一度、指定避難所を見直すことがあります。たとえば東京都では、おおむね5年に1回の頻度で見直されています。
ということは、たとえ過去に一度、避難所をちゃんと確認したことがあっても、今現在では正しい情報ではないというおそれも。自分の避難所はすでに知っているよ、という人もぜひ改めて確認してみてください。
いざというとき慌てないために
大雨による災害で避難する場合と比べ、大規模な火災で避難することは少ないように感じるので、避難先を確認したことがなかったという人も多いのでは。しかし、天気予報である程度の予想が出る大雨と違って、火災は突然起きることが多いですし、とくに大規模な火災を引き起こしやすい大地震の際は、一刻を争うこともあります。
いざというときに慌てなくてすむよう、今のうちに避難してよい場所を確認しておきましょう。ついでに避難所へ向かうときにできるだけ延焼しにくい広い道を通って行くルートも、あわせてチェックしておきたいですね。
■執筆/植松愛実…身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
編集/サンキュ!編集部
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