スムージーで野菜や果物の栄養素をちゃんと摂取できる?
【要注意】「えっ…!」これが「血糖値」が上がりやすい食べ物&飲み物です(10枚)
野菜や果物をそのままの状態で食べようとすると、1日に必要な摂取量を満たすのは難しいかもしれません。そんな中、以前から野菜や果物をジューサーやブレンダーにかけて作る飲み物である「スムージー」が注目されています。実際に、スムージーで体に必要な栄養素を手軽に摂取できるのでしょうか。野菜や果物をスムージーにして飲むメリットや、日々の食事の取り入れ方などについて、管理栄養士の桜井このさんに教えていただきました。
Q.野菜や果物をスムージーにして摂取すると、どのようなメリットがありますか。
桜井さん「自宅で作る場合は、組み合わせによって自分の摂取したい栄養素を選んで取れる点がメリットと言えますね。また、生のまま野菜や果物を使用するため、熱に弱いビタミンや酵素、皮に多く含まれる栄養素も、もれなく摂取できます。
葉物野菜が苦手な人は小松菜などを一緒に入れていただくと、味をそれほど気にすることなく楽しめる上、鉄分やカリウムなども摂取できますね。また、食感を楽しむためにナッツなどを入れるのもお勧めです。ナッツ類はマグネシウムなども一緒に取れますよ」
Q.食事をスムージーに置き換えることで、体に必要な栄養素をバランスよく摂取できるのでしょうか。
桜井さん「まるごと1食分の食事に置き換えるということは難しいと思います。いろいろな食材を取り入れることでそれだけ摂取できる栄養素の幅も広がりますが、野菜や果物だけではどうしても十分に摂取できない栄養素も少なくありません。
メニューの一つとして取り入れていただくのは良いと思いますが、スムージーだけで栄養をバランスよく摂取できるかと言われると、そうではないというのが正直なところですね」
Q.スムージーを飲む際の注意点について、教えてください。
桜井さん「生の野菜や果物を使う上に、氷などを入れて冷やして飲むことが多いと思うのですが、体が冷えることで代謝が悪くなりやすいというデメリットがあります。
また、砂糖などの調味料を入れなくても、果物などに含まれる糖分が液体になることによって飲みやすくなるため、糖質を必要以上に摂取し過ぎてしまうリスクも考えられますね。味は甘くなっておいしくなるかもしれませんが、必要以上に果物をたくさん入れないほうが良いでしょう」
配信: オトナンサー
関連記事: