花粉症などのアレルギー症状
過眠の原因は花粉症などのアレルギー症状にもあるといわれています。ある調査では、花粉症患者の25%に日中の眠気がみられたという結果も報告されています。(※2)
花粉症のおもな症状である鼻づまりは、眠りの質を低下させる原因です。また、花粉症は頭痛やだるさ、熱っぽさなどの自覚症状があらわれることもあり、それらが眠気を誘発することもあります。
さらに、市販の花粉症の薬でよく見る抗ヒスタミン薬は、アレルギー症状を抑える代わりに、副作用で眠気の症状があらわれることがあります。脳内のヒスタミンには集中力の維持や覚醒の働きがありますが、抗ヒスタミン薬はそれらの作用も抑えてしまうからです。
以上のことから、花粉症の症状がある人は、とくに日中に眠気を感じやすいことがわかります。
過眠に関連する病気は?
過眠は深刻な病気の症状である場合もあるため注意が必要です。
たとえば、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などにより睡眠の質が低下することで、日中の眠気がでている可能性があります。
そのほか、発作的に眠り込んでしまう症状があれば、ナルコレプシーや突発性過眠症など、過眠症と呼ばれる病気かもしれません。
日中の眠気が続く場合や、コントロールのできない眠気がある場合は、早めに病院を受診し医師に相談しましょう。(※1)
配信: たまひよONLINE