婚活パーティーで出会って結婚した、まきさんとなお(なおまさ)さん。そんな2人は赤ちゃんを授かりました。まきさんは妊娠中、育児ノイローゼを乗り越えた3児のママで、親友のさきさんから「お母さんの意思での里帰りは苦労する」と言われますが、母親との関係に悩んできたにもかかわらず、里帰り期間中くらい仲良くできるはずと楽観的だったのです。無事に出産を終え、里帰り生活が始まると、まきさんの不安が的中します。母親に夜中のテレビの音を控えてほしいと意見したのをきっかけに、母親から浴びせられる罵声。恐怖で何も反論できないまきさんは、心を蝕まれ自分を責めるようになります。さらに仕事の関係で週末だけ帰宅する父親は、孫に一切興味がないだけでなく育児に非協力的で、まきさんのお願いなど聞いてくれず……。
ようやく始まった親子3人での生活
私は里帰りを終え、なおくんと一緒にする育児を楽しみにしていました。
※マンガでは赤ちゃんの首を支えず抱っこしていますが、新生児期から生後3カ月ごろまでは首がすわっていないため、抱っこするときは首をしっかりと支えてあげましょう。
「あっという間だったわねぇ~、また帰ってきてね」
里帰り中はいろいろありましたが、別れ際の母親からの言葉にぐっとなるまきさん。
迎えにきてくれた、なおさんと久々に帰ったわが家で落ち着く間もなく、娘(ほのかちゃん)と過ごす3人での生活が慌ただしく始まります。
なおさんと一緒に育児ができる喜びを感じていたまきさんの期待とは裏腹に、今度はなおさんの行動に疲弊することになるのでした。
親子3人で過ごす生活に胸躍らせているまきさん。しかし、ほのかちゃんのお世話で手が離せないまきさんは、帰宅してから何もせず、休憩しているなおさんに苛立ちを感じていましたね。
夫婦間のストレスは、パートナーへの期待からの落胆や不満が原因になることが多いようです。まきさんの場合、荷解きをやってくれると期待したのに、何もしない夫に落胆しているように見えます。まきさんが大変そうなときは、ほかの家事をするなど、なおさんの育児・家事への積極性が欲しいところでしたね。
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監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
著者:マンガ家・イラストレーター きくちまき
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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