『世界ふしぎ発見』や『世界ウルルン滞在記』の元レポーターであり、現在はシンガポールを拠点にアーティストとして活動する、山口日記さん。2011年、結婚と同時にシンガポールへ移住し、そのあとに6人の子どもを年子で授かり、さらに2024年11月30日には第7子となる男の子を出産しました。今回は、シンガポールでの子育て事情について、また、ユニークな子どもたちの名づけについて聞きました。
全2回インタビューの前編です。
13歳の長男を筆頭に、1歳3カ月〜1歳6カ月差で6人の年子を立て続けに出産!
――7人の子だくさんで、さらに上の6人は年子での出産だったそうですね。それぞれ、何歳でしょうか?
日記さん(以下敬称略) 13歳になる長男を筆頭に、11歳の長女、10歳の二女、8歳の三女、7歳の二男、5歳の三男、そして、生後4カ月になる四男と、4男3女の7人の子どもたちに恵まれました。だいたい、上の6人は1歳3カ月〜1歳6カ月差ぐらいで出産しました。
――子どもたちの名前は日記さんが考えられたそうですね。どのように考えたのですか?
日記 名前をつけるときはイメージを大切にしています。あとは、名前に込めた思いが物語のように続いていくと、新しい命が誕生するとともに新しいストーリーができてつながり、広く大きくなっていく・・・。そうやってワクワクや冒険心を大切にしてつけました。
長男は、次へ次へと何があっても強く龍のように登っていって、どんなときも「never give up!」という意味を込めて。そうやって、いろいろなことを体験してほしいんです。そして長女は、手で感じて、手をつないで輪が広がって、世界へ宇宙へと愛がつながって宇宙まで。二女は、海の底からたくさんの生き物に出合って人生を重ねて、旅してまた砂浜に戻る。たくさんの貝殻が転がっている中で、だれかが「これ!」と思ったものを拾った瞬間から宝物になる。だれか1人でもいいから、認めてくれるオンリーワンに。
三女は、まわりの仲間がいてこそ、ここまでこれた。だから一度白紙になって、ゼロからスタート!自分でたくさんのカラフルを作り上げて、真っ白から自分の色を作っていくように。
二男は、あせらずゆっくりと。人を見て生きないで、自分を見て自分らしく生きようという意味を込めて。三男は、私がペルーの高地で見た、めまいがするくらいに流れ星が落ちてくるあのときに、何でも夢は願うと思ったことを思い出して。
この6人のストーリーはなくてはならないものなんです。そして7人目を授かり、一度完結したと思ったストーリーが続くことに!どうしようかとさすがに悩みましたね。
そこで、身近なところで愛されているものを考えてみました。「近くにある大事なものなのに、当たり前になってしまっているもの」と考えたときに、わが家は猫が大好きで、猫を飼っているのですが、あの猫特有の神秘的で、何かをしっかり見ていてすべてわかっているような。「これだ!!」と直感で思いました。
四男は、みんなに愛され、家族の幸せを持ってきてくれました。名前の意味は、家内安全を象徴しています。家族がひとつになり、世界がひとつになり、また辰のように登っていく世界へ。
こうやって物語が続いていきます。名前って死ぬまでともにするし、何となく、性格も名前とリンクしてる様な気もするので、一生ワクワクできる様な名前にしたかったんです。
長男の子育てを経験してみて、そのおもしろさにどっぷりハマった!
――シンガポールへの移住はいつですか?
日記 2011年に移住してきました。シンガポールに来て15年目です。なんだかあっという間に過ぎてしまいましたね。
もともと、いつか海外に住みたいという希望が夫婦ともにあったんです。移住するなら、できるだけ早いほうがいいとは思っていたんですけど、当時は『世界ふしぎ発見!』のリポーターなど日本での仕事があったので、やめどきには悩みました。仕事はすごく楽しかったですし。
ただ、これから先の人生、また違ったことをして楽しみたいという気持ちもありました。ずっと同じ場所にいて、同じような仕事をしてという、決まりきった人生というのがちょっともったいない気がしたんです。
私は3歳から芸能界にいたので、今までとは違う人生を歩みたいという気持ちを大事にして、もともとの性格の勢いでどんどん進んでいきました。
――移住後、次々と年子で6人の子どもが生まれたわけですが、計画的に年子で出産したのですか?
日記 もともとは、そんなに子どもが好きなタイプではなかったんです。でもシンガポールに移住してすぐに、長男を授かることができ、長男を出産して子育てを始めたら、それが思いのほかすごく楽しくて!子育てに関するさまざまな本を読みましたが、そういった育児本どおりの決められた道を進むより、その子その子に合った方法で子育てをするほうが楽しいということに気づいたんです。性格的にはもともと、深くハマるタイプなんです。
たとえば長男のときに、「おむつなし育児をしてみたらどうかな?」とか「寝かしつけはどうやったらうまくできるかな?」とか、そういうのを考えるのがすごく楽しくなっちゃって、どっぷりハマっちゃったんです。そうしたら、次の子も授かりたいという気持ちになっていって、どうせなら年齢が離れるよりも、年子で産んだほうが幼稚園みたいで楽しいかもと。そこから、年子を続けて産みたいと思ったんです。
私はひとりっ子だったので、自分の家族は大家族にしたいという夢をもちました。そのために、自分の体ともしっかり向き合って、健康でいることにフォーカスしたんです。シンガポールに移住してからの10年はほぼ、妊娠、出産、子育てを繰り返していて、本当に子どものことしか考えていませんでした。母業という人生に、夢中だったんだと思います。
配信: たまひよONLINE