BOHO(ボヘミアン<Bohemian>とソーホー<SOHO>を組み合わせた造語)が久しぶりにトレンド入りして、これまた久しぶりに注目度が高まっているフレアデニム。視覚効果で脚長シルエットを狙えるのが最大の魅力ですが、筆者は苦手なアイテムなんです。もちろんフレアデニムをはいたことはあります。が、それは20代前半の話で太ももにハリもあったし、お尻もプリッと上向きだったからなんとか似合っていたのでしょう。ほら、フレアって、太ももとお尻がとても重要。今は40代半ばでだいぶメリハリのないカラダになってしまいましたが、もう一度フレアデニムをはきたい衝動が抑えきれず。
そこで、オトナミューズ編集部員に相談してみたら「ディーゼルで解決できるかも!」とアドバイスをもらったんです。思えば【ディーゼル】は、デニムをファッションに昇華させた立役者ともいえるブランド。海外スナップでイケてるモデルたちがこぞって【ディーゼル】をはいていて、筆者も生まれてはじめて2万円以上のデニムを購入しました。そして最後にはいていたフレアデニムも、なんと【ディーゼル】。これも何かのご縁! ということで、早速アポを取ってひとり試着祭りを開催してまいりました。
そしたらですよ、40代が選ぶべきフレアデニムの最適解がわかったんです。そちらは最後にお伝えするとして、まずは試着したデニムの感想をドドーンとご紹介。今回はディーゼルで展開しているフレアデニム「1978 D-AKEMI」と「D-AKII」に加え、今一番売れている「1996 D-SIRE」もはかせていただきました。自分なりの発見もいろいろとあったのですが、結論から言うと、やっぱりディーゼルは素晴らしかったです。その理由も言及しておくので、どうぞ最後までお楽しみください!
「1978 D-AKEMI」¥35,200(ディーゼル)
「1978 D-AKEMI」のブラック/ダークグレー。美シルエットが映えるほどよいヴィンテージ感が最高!
「1978 D-AKEMI」はブラック/ダークグレー、ライトブルー、ダークブルーの3色をはかせていただきました。デザインやシルエットは同じでも、色が違うと印象もガラリと変わるのが面白かったです。そもそもこのモデルは、裾に向かって広がるフレアが女性らしいところが特徴。腰まわりのフィット感は高めでしたが、それ以外はゆったりとしているので大人も取り入れやすく、かつ全体のバランスもいいので視覚的なスタイルアップも狙えます。あと、コットン100%のデニムの風合いに見えますが、じつはストレッチ入り。なので、はき心地はかなりよかったです。
3色の中で一番気に入ったのが、このブラック/ダークグレー。その理由は単純で、一番スタイルよく見えたから(笑)。色落ちやダメージがハードすぎないのがポジティブに働き、シルエットの美しさがより引き立っていたんですよね。とはいえ、欲しいところにヒゲが入っていたり、ウエストやポケットにもちょっとしたダメージがあったのもツボ。デニムならではのこなれ感もあり、さすが【ディーゼル】と思った1本でした。
横から見るとシルエットの美しさがより引き立ちますね。あと、なんだかお尻がキュッとしまって見えているような。最近太った&トレーニングをサボっていたのに、これはすごい!!
「1978 D-AKEMI」¥46,200(ディーゼル)
「1978 D-AKEMI」のライトブルー。ほぼ白だけど膨張しない大人もはけるブリーチデニム
続いてはライトブルーを。じつはこれ、『オトナミューズ5月号』の「スタイリスト樋口かほりと楽しむDIESELの春デニム」(P73参照)で本田翼さんがはいていたデニムと同じモノなんです。スタイル抜群の彼女がカッコよく着こなしていたので、ひそかに気になっていました。
ディーゼルらしいハードなブリーチを施しているのが特徴で、今回はいた同じモデルの中で一番ファッション性が高い色でした。ライトブルーというよりほぼ白で、腰まわりからチラッと覗くブルーが絶妙なアクセントになっていますよね。そのおかげでメリハリも生まれていますし。この手の色って膨張して見えるのが懸念事項だったりしますが、これにいたってはその心配は無用。むしろ腰まわりのブリーチ感により、とても洒落た顔つきになっています。
こちらはモデルさんが着用するためのサンプルなので少し丈が長いのですが、サイズはブラック/ダークグレーと同じ26でレングスは28です。ほぼ白でフィット感が高いのでバックスタイルの見え方が心配だったけど、このモデルはやっぱキレイですね。お尻の見え方もイイ感じ!
「1978 D-AKEMI」¥35,200(ディーゼル)
配信: オトナミューズウェブ