「1996 D-SIRE」ルーズでも脚長&すっきり見えを叶える加工が秀逸!
番外編として、今一番人気のモデルも試着させていただきました。それが、これまた『オトナミューズ5月号』で本田翼さんがはいていた「1996 D-SIRE」です。こちらはリラックスフィットになっていて、腰まわりもシルエットもかなりルーズな仕上がり。となると、下半身がボリューミーに見えるのでは? と思うかもしれませんが、そこは【ディーゼル】。切り替えのように施した濃淡が縦のラインを強調し、すっきり見え&脚長も叶えてくれるんです。何より腰まわりにゆとりがあると、やっぱり40代は安心しますね(笑)。
あと、びっくりしたのがはき心地。リラックスフィットなので窮屈感は一切ないのですが、肌あたりが抜群だったんです。デニムとは思えないほどソフトでなめらかな肌触りというか。で、プレスの方に聞いてみたら、リヨセルが混紡された生地だったんです。見た目とは裏腹の軽やかさも持ち合わせているので、一度脚を入れたら虜になること請け合いですよ!
じつはこのモデルも、裾に向かって少しフレアに広がっているようで。これを見てわかると思いますが、そのおかげでシルエットが抜群にキレイ!
「1996 D-SIRE」¥51,700(ディーゼル)
「1996 D-SIRE」シルエットと相まって旬度も満点な味のあるブラウンカラー
デニムって色々なヴィンテージ感があると思うのですが、筆者が苦手なのが土で汚れたような加工。インディゴがちょっとブラウンがかっているように見えるのが魅力ですが、これがどうも苦手でして。なので、これまで一切はいてきませんでしたし、このモデルを出されたときも正直「これは好みじゃない」と思ってしまいました(すいません!)。
が、はいてみたら考えは一変。「ブラウン、イイじゃん! 」となりました(単純)。その理由は、部分的ではなく全体が大胆なブラウンカラーだったからです。薄汚れて見えるブラウンじゃなく、これは味のあるブラウンのデニム! と思えるほどの発色。しかもこの春夏はブラウンが一大トレンドになっていますし、こちらもモデルは「1996 D-SIRE」なのでシルエットも最高! となれば、購入しない手はありませんよね。コットン100%のしっかりとした風合いで存在感も抜群なので、このデニムを主役にした着こなしを楽しみたいと思いました。
フロントはけっこう激しめの加工が入っていましたが、バックスタイルはかなりシンプル。そのギャップが楽しめるのも、このモデルの推しポイントです
結論:40代のフレアデニムは腰まわり以外はゆったりめをチョイスしよう!
今回は7本ほど試着させていただき、40代が選ぶべきフレアデニムがわかりました。それは腰まわり以外はゆったりとしていること。昔のフレアデニムって、腰まわりと太ももがタイトだったじゃないですか。それって20代や30代は似合うと思うんです。が、40代はタイトな部分が2カ所もあると、メリハリのない体型がより目立っちゃう。なので、【ディーゼル】ではかせていただいたモデルのように、腰まわり「のみ」がタイト、なのがベストですね。
そして久しぶりに【ディーゼル】のデニムをはきましたが、やっぱイイ! デザインやシルエットはもちろん、加工にもこだわっているので、存在感は唯一無二。デニムスタイルをワンランク上に導けるモデルの宝庫だと思いました。というわけで、みなさんもぜひ【ディーゼル】でフレアデニムを試してみてください。筆者のように、きっとトリコになりますよ!
text:KYOKO CHIKAMA
配信: オトナミューズウェブ
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