1.パーソナルスペースの尊重

猫がほかの猫と暮らすうえで、重要なのが「パーソナルスペース」です。猫はテリトリーを持つことが知られていますが、そんな猫にとってパーソナルスペースは、いわばテリトリーの中でも最も大切な「聖域」といえる空間です。
猫は、敵意がなくても、距離が近すぎるとトラブルが発生することを理解しているので、争うよりも、あらかじめ距離を保ち、はじめから衝突を避けることを優先します。
たとえば、猫は段ボール箱などせまい場所が好きですが、同じ箱の中に入って遊ぶのは、子猫のうちか、とても仲が良い猫同士に限られます。お互いの距離を保つことを知っている成猫は、順番待ちをしたり誰もいないときにその箱で遊んだりするものです。
猫はこのように集団生活では、適度な距離を取ることでお互いのストレスを軽減し、衝突を避けて共存しているのです。
2.視線を合わせすぎない

「猫をじっと見つめてはいけない」といわれるように、猫同士のコミュニケーションにおいて「視線」はメッセージのひとつです。相手の目をじっと合わせることは、敵意や威嚇のサインと受け取られ、緊張感を生みやすくなるからです。
この視線合わせの行動には諸説ありますが、一説には、見知らぬ猫同士や繁殖期のオス同士では「敵意があるか」「安全な相手かどうか」を見極めるためのものだといわれています。結果的に敵意があれば、ケンカに発展してしまうのです。
一方、母猫と子猫、愛猫と飼い主のような信頼関係にある場合では、見つめ合うことで親愛の気持ちを伝えることもあります。
猫同士は、お互いに穏やかに過ごすために、あえて視線を外したり、ゆっくりまばたきをしたりして敵意がないことを知らせます。これは争いを避けるための大切な猫のルールなのです。
配信: ねこちゃんホンポ