
20周年イヤー真っ只中のAKB48が65thシングル「まさかのConfession」を2025年4月2日(水)にリリース。センターを務めるのは、18期研究生の八木愛月(やぎ あづき)さん。“研究生センター”が誕生したこの曲について、八木愛月さん、山内瑞葵さん、佐藤綺星(あいり)さん、伊藤百花(ももか)さんにお話を聞いた。

■「AKB48の魅力をもっともっとたくさんの方に知っていただきたいなという熱い気持ちで取り組んでいます」八木愛月
――20周年イヤー真っ只中ですが、今どんな気持ちで活動されていますか。

【八木愛月】20周年ってすごい数字じゃないですか!先輩方がAKB48の歴史を築き上げてきてくださって、ここまで来ることができたと思います。20周年イヤーに入り、新劇場で新公演が始まって、今のメンバーで新しい劇場公演を作り上げているので、その公演と一緒に成長して、私たちもまた新たに20周年イヤーを盛大に盛り上げたいなと思っています。まだ新公演を観たことないよという方にもぜひ観に来ていただいて、今のAKB48の魅力をもっともっとたくさんの方に知っていただきたいなという熱い気持ちで取り組んでいます。

【山内瑞葵】長い歴史があるグループで、こうして現役のメンバーとして、『20』という節目を迎えられたことは本当にうれしいです。AKB48をずっと応援してきてくださった方も新しいファンの方も、20周年ということでさらに注目していただいていると思うので、今がやっぱり勝負のときだなと思いながら活動しています。

【佐藤綺星】私はAKB48に入って3年目ですので、AKB48が20年活動してきた6分の1にも満たないぐらいしかまだ活動してないんですけど、この短期間でもAKB48の歴史の重みをすごく感じることができました。先輩たちが歴史をつないできてくださった旧劇場から新しい劇場に生まれ変わってここからは私たちが歴史を作っていくので、20周年イヤーは新鮮な気持ちで私も活動しています。たくさんの方に今のAKB48の魅力が伝わればいいなと思っています。

【伊藤百花】20周年って本当に長い歴史だなと思いますし、とてもきりのいい数字でもあるので多くの方に注目してもらえるチャンスの1年にもなると思います。どの時代にもそれぞれのAKB48のよさがあると思うんですけど、今のAKB48のよさを多くの人に伝えられるチャンスにできたらいいなと思います。少しでも気になってくださった方に、今のAKB48の魅力を知っていただけるとうれしいです。
――今回の曲では、“研究生”として八木さんが初めてセンターを任されましたが意気込みを聞かせてください。
【八木愛月】研究生でセンターってすごいねってたくさんの方に言っていただけるんですけど、発表されたときにまだ正規メンバーになれていなかったことを、正直ちょっと悔しいなと思った部分もあって。でも研究生がセンターを務めることで、今の若手もこんなすごいんだってたくさんの方に思っていただきたいです。研究生だからこそ出せる全力さとか、何事にもがむしゃらに頑張る姿を見ていただいて、今のAKB48のことをあまり知らないという方にも知ってくれるきっかけになればいいなって思います。
MV撮影や歌番組の時も経験豊富な先輩方が近くで寄り添ってくださるので、いい意味で気負わずセンターをやれているのかなって思います。ひとりで考えすぎちゃったりしていたんですけど、綺星さんもよく近くにいてくださって励ましてくださるので、晴れやかな気持ちで楽しんでセンターをやっています。
――山内さん、佐藤さんはセンター経験者ですがセンターの八木さんをどんな風に支えていきたいと思っていますか。
【山内瑞葵】ものすごくプレッシャーを抱えていると思うんですけど、あづ(八木愛月)ちゃんはセンターに立っていてもすごくキラキラしているし、周りも華やかにできるようなパフォーマンスができるセンターだなとすごく感じていて、本当に頼もしいなって思います。センターとしてグループを代表してコメントすることも多いと思うんですけど、あづちゃんらしさがでていてすごく愛おしくて、親のような気持ちで見守っています(笑)。
【佐藤綺星】あづちゃんのパフォーマンスは個性があって、『まさかのConfession』にもすごく合っているなと思いますし、あづが一番輝いている曲だなって思います。センターになってから頼もしさがさらに増したとすごく感じています。パフォーマンスは元々押せ押せなタイプなんですけど、性格はけっこう遠慮しがちで。でも、センターになってから多分あづの中で変化があって、いろんなところで頼もしくなったなって。対等な関係でいたいので、こうしようよとか、こうするのはどうかなってお互いに何でも相談し合えるような形でこれからも支えていけたらなと思っています。
――伊藤さんは八木さんの後輩にあたりますが、八木さんをどんな風に応援していこうと思っていますか。
【伊藤百花】先輩方がたくさんいるなかでの、研究生のセンター抜擢というのはすごくプレッシャーとか責任感とか、不安でいっぱいだろうというのが、私も研究生というのもあってよくわかります。自分がもし選ばれたと考えたらもうすごく怖いです。
あづちゃんは先輩らしく、ダンスに苦戦しているメンバーがいると丁寧に教えてくれたり現場で引っ張ってくれます。センターに抜擢される前からですけど、ステージでキラキラしている姿を見ていると、すごく強い方だな、どんどん上を目指していく方なんだなと、近くで一緒に活動させていただくことが多いのですごく感じています。自分も選抜メンバーの一員として、あづちゃんのセンターのこの楽曲をよりよいものにできるように一緒に付いていけたらいいなと思っています。
――伊藤さんが選抜に初めて入った今の気持ちを聞かせてください。
ずっとテレビで見ていた憧れのAKB48の選抜に自分が入ったんだなっていう現実が、最初はもうすごく怖くて、自分がいちゃいけないんじゃないかなとか思っていたんです。でもそんな私を応援してくださるファンの方もたくさんいらっしゃいますし、一緒に喜んでくださるのがすごくうれしくて。選んでいただいたからには、伊藤百花がここにいてよかったよねと思っていただける何か一つ強みを見つけられたらいいなと思って今頑張っています。
■「今回はすごくキュンキュンするかわいらしい楽曲」山内瑞葵
――「まさかのConfession」を初めて聞いたときの印象を教えてください。

【八木愛月】イントロから「来たっ!」って思いました。王道ソングでコールもしやすい曲が来たなって。歌詞を初めて見たときも主人公の女の子の性格が自分に似ているなと感じて、「すごく私だな」って思って、「私のことを書いてくれているのかな?」って。特に2番では戸惑いながらも前向きに頑張ろうというメッセージが込められていて、突然センターを任せていただいた今の私の状況とも重なって、この曲がエールをくれているようで、すごく前向きな気持ちになれるんです。だから、ずっと大切にしたい大好きな曲になりました。死ぬまで愛します!

【山内瑞葵】爽やかで、「AKB48のザ・王道な楽曲がひとつ増えたな」という印象がありました。最近はけっこう失恋系が多かったんですけど、今回はすごくキュンキュンするかわいらしい楽曲で、女の子目線の曲というのも久しぶりです。いろんな方にこの曲を聞いてキュンキュンしてほしいなと思います。

【佐藤綺星】この曲をはじめて聞いてイントロが流れた瞬間に「もう勝ったな」と確信したくらい、「来た!」みたいな神曲だと思いました。前作の「恋 詰んじゃった」は短い曲なのでギュッと詰め込んだ感じの歌詞でしたが、「まさかのConfession」は丁寧に気持ちの変化を全部説明してくれているので、「この主人公はこうなんだな」としっかりわかるんです。「どうしても君が好きだ」と同じような雰囲気を感じましたし、なんか春っぽいというか、青春っぽいなって思いました。だから、MVで桜が舞っていたのがぴったりで、ピュアなあづに合っている曲だなと思いました。

【伊藤百花】私は「青春だな!」って思いました。すごく学校を連想させるような曲だなって。AKB48って恋愛とか青春っぽい感じの曲が多いイメージがあるので、本当にAKB48ど真ん中の曲だなって感じました。青春の中にかわいらしさも感じて、そこがあづちゃんらしいなって思いました。MVも、学校で演劇部の主役に抜擢された女の子のストーリーだったので、あまりに青春すぎて、ぐっときて泣きました。
――どんな気持ちでパフォーマンスしていますか。意識していることを教えてください。

【八木愛月】この曲の主役になりきることを特に意識してやっています。たとえば2番の歌詞は「前向きに頑張ろう」という内容なので、全力疾走するシーンがあるんですけど、そのときに疾走感あふれる爽やかな表情をすることを意識しています。ほかにも、ファンの方を笑顔にできるように、キラキラした仕草やダンスを心がけています。

【山内瑞葵】私はこの曲に限らず、パフォーマンスするときはその曲の主人公を想像して、自分が主人公になりきって、その気持ちで歌うようにしています。“野菜引っこ抜きポーズ”や“驚いている”ような、歌詞とリンクしている振り付けが多いので、主人公の気持ちを意識しながらパフォーマンスしています。

【佐藤綺星】この曲を初めて披露したのは劇場だったので、いきなりファンの方のコールはないだろうなと思っていたんですけど、最初からコールをしてくださって、本当にそれがすごい力になりました。この曲をこれから披露するたびに、もっとファンの方が盛り上がってくれるんじゃないかなって思います。
衣装もAKB48で茶系の衣装ってあんまりないみたいですけど、私の中ではお嬢様学校みたいな感じのイメージでいて、コミカルなダンスはけっこう私を出しているんですけど、他の歌割りのところとかはちょっとお上品にお届けしております。

【伊藤百花】「何で私なのか?」という歌詞があるんですけど、その中にも喜びや、少しずつ成長していく様子が描かれています。ポップで明るい曲なので、サビでは笑顔をすごく大事にしたいと思っています。初めての選抜なので、その感謝や喜びの気持ちも込めて、ジャンプするところでは手足を思いっきり広げて、誰よりも元気にパフォーマンスするように心がけています。
――ファンのみなさんに最後にメッセージをお願いします。
【八木愛月】センターに選んでいただいたんですけど、自分ひとりでは絶対にここまで来ることができなかったです。ファンの方々がずっと応援してくださって、こんなへなちょこな私でもセンターに選んでいただくことができました。今までは本当に自分のことを考えることでいっぱいいっぱいだったんですけど、この期間は本当にAKB48全体のことを考えています。皆さんにもAKB48のことをもっと考えてもらえるように、AKB48にもっと夢中になってもらえるように、このシングルからまた新たな気持ちでみんなで全力で頑張って今のAKB48を盛り上げていくので、これからも応援よろしくお願いします。
【山内瑞葵】20周年イヤーに出すひとつ目のシングルということで、あいちゃんも言ってくれた通り初披露のときにファンの方が初めて聞く曲なのにコールをしてくださって、ファンの方もこのシングルを一緒に盛り上げようとしてくださっているのがすごく伝わったので、その思いも胸にみんなでまた20周年イヤーをどんどん広げて盛り上げていきます。このシングルでもメンバーみんなの絆をより深めて全力で頑張っていきたいなと思いますし、引き続きファンの皆さんにもコールやSNSでの拡散に協力していただいて、メンバー・ファンみんなでこのシングルを盛り上げていけたらと思ってます。ぜひよろしくお願いします。
【佐藤綺星】私はステラボールで開催した「なんてったってAKB48歌謡祭」のときに、AKB48のメンバーだけでなくファンの皆さんも一緒に全員が一丸となった4日間だったなって感じたので、「まさかのConfession」もメンバーとファンの皆さんがワンチームでもっと頑張っていきたいなという気持ちがあります。最近は劇場やイベント会場に初めて来ましたという方も増えていて、こうやってAKB48の輪がどんどん広がっていっているんだなとすごく感じているので、地道にコツコツしっかり私たちも頑張っていきます。そんな私たちをファンの皆さんにずっと見守ってもらいながら、この20周年イヤーを一緒に過ごしていただけたらなと思います。
【伊藤百花】いろんなアイドルさんがいると思うんですけれど、それぞれのアイドルさんにそのグループの“らしさ”がきっとあって、そこにいいなって惹かれるからきっと好きになるのかなって思います。私たちもずっと持ってきた“AKB48らしさ”を全面に出して、20周年イヤーという節目の年の1曲目のシングルをみんなで盛り上げて、これが今のAKB48だっていうのを皆さんに知っていただけるように頑張りたいです。私も初めて選抜に選んでいただけたので、選抜に伊藤百花がいてよかったねと思っていただけるように、自分の強みを見つけてたくさんグループに貢献できればいいなと思っています。もっとこのシングルでもたくさん思い出を作れるように、ファンの皆さんも一緒に楽しみましょう。
撮影・取材・文=野木原晃一
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配信: Walkerplus
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