『俺たちは恋人に向いていない』が話題! / ©弘川コウ/シュークリーム
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、
弘川コウさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「俺たちは恋人に向いていない」だ。3月31日時点で1.9万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は2022年に単行本も販売されている人気作だ。今回は作者の弘川コウさんに制作の背景を伺った。
■引っ越して半年…気になるのは“隣人配信者の声”
『俺たちは恋人に向いていない』(7/32) / ©弘川コウ/シュークリーム
整備工である熊沢は、新しい住居に引っ越して半年が経つ。
職場に通いやすい条件を選び、立地の関係で家賃の割に設備が充実しており快適に過ごせている。
ただひとつ、隣に住んでいるユーチューバーの声が大きいことだけを除いて。
半年も我慢していた熊沢だったが、内容も筒抜けなほど大きな声で喋る隣人に
さすがに一言言わないと気が済まなくなってしまった。
そうして熊沢は隣人“晃一”の家を訪ね、話し声が部屋まで聞こえるのでもう少し控えて…と注意をした。すると、隣に人が住んでいることを知らなかったという晃一。さらには「聞こえてきた俺の動画の内容が気になるって?」と言い出す晃一に対し、熊沢はハッキリと「内容はもう知ってるし、あのしょうもない話に俺は微塵も興味がない」と言い放つ。
熊沢の言葉にカチンときた晃一。その後も2人は売り言葉に買い言葉でヒートアップし、
自称「モテの伝道師」である晃一が、自称モテてこなかったという熊沢にキスを教える流れになって……!?
実際に作品を読んだ読者からは「私の推し漫画」「絶対読んでください!!」「ぶっ刺さって終わってる」「すっっっごい好きだった」というような声があがっている。
今回は、作者の弘川コウさんに『俺たちは恋人に向いていない』の制作について話を伺った。
■作者・弘川コウさんの創作背景とこだわり
『俺たちは恋人に向いていない』(12/32) / ©弘川コウ/シュークリーム
――「俺たちは恋人に向いていない」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
当時、連載用のお話作りに難航し、担当さんに「ユーチューバーの隣人トラブルから始まるBLとかどうでしょう」と提案していただいて、それをもとにキャラクターやお話を考えました。全然接点なさそうな2人にしようと思って作りました。
――「俺たちは恋人に向いていない」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
晃一と熊沢のすれ違いっぷりです。コミカルな面でも、シリアスな面でも。
あとは当然ながら、2人の関係性です。晃一が熊沢を振り回すことで、熊沢に対して親しみが生まれるし、熊沢の常識人なところや冷静な反応のおかげで、晃一の可愛らしさや奔放さが引き立っているなぁと思います。
――今作はSNSで多くの反響がありましたが、率直なご感想をお聞かせください。
すごくありがたいです。以前に1話試し読みを投稿した際もたくさん反響をいただきましたが、こういうものは、同じ投稿をしても同じだけ見てもらえるとは限らないので、今回もひたすらに「ありがたい…」と思いました。
――普段漫画を描く際に意識していることや大切にしていることはありますでしょうか?
キャラクターのセリフや会話です。そのキャラらしい言葉遣いになっているか、テンポが悪くないか、喋らせ過ぎていないか、などを意識しています。
あとはモブキャラです。装置としてのキャラクターにならないように、出番やセリフは少ないながらも、人間味を感じてもらえるように描きたいと思っています。
――弘川コウさんの今後の展望や目標をお教えください。
自分の好きなテーマを描きつつ、より漫画の技術を身につけたいです。
価値観も性格も違う、きっと分かり合えないであろう人たちが、それでも惹かれ合ってしまうような。そういう人間たちが関わることで生じる摩擦が好きなので、そんな感じの話を書いていきたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
見守ってくださり、ありがとうございます。
私がどんなに楽しんで描いて、ひとりで満足しても、誰かに読んでもらえなければお仕事として成り立ちません。
『俺こい』の続編を連載できたのは、読者の方々が「面白い」と言ってくださったからです。見つけて読んでくださり、ありがとうございます。
今後発表するであろう別の作品も、気が向いたら見てみてください。
配信: WEBザテレビジョン
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