「甘え」か「だらしない」か
投稿主は結婚8年目の妻。昔は夫が脱ぎ捨てた靴下も片付けていたようですが、月日が経つにつれて、夫の「甘え」が気持ち悪くなり、片付けることをやめたそう。悩みを相談しているのか、日ごろのグチを吐露したのか、やや曖昧ではありますが、いろんな意見があります。
意見のなかで気になったのは、投稿主の「甘え」という言葉に対し、「それは夫が“だらしない”だけ」だと指摘するもの。「甘え」は仕事できっちりした自分を常に出しっぱなしにしている分、家ではくつろいだ自分をさらけ出しているので、嫌悪感を示すほどではない。でも靴下を片付けないのは「だらしない」ので、直してもらった方が良いという考え方のようです。
例えば、だらしなくて靴下を片付けないのはストレスになりますが、甘えで片付けないのは、なんだか愛おしく思えてくる。このように、人によっては夫の甘えに母性をくすぐられる人もいるのだとか。こういった考えを踏まえると、おそらく投稿主が夫に抱いていたのは「甘え」ではなく、「だらしない」だったのかもしれません。とはいえ、どちらにせよ、投稿主は解決策を知りたいはず…。

多くの人は対処法のアドバイスを
投稿された意見のなかには、実体験を交えて靴下の片付けられる夫へと教育するためのアドバイスが集まっていました。とくに多かったアドバイスは、家庭内のルールをしっかり決めること。家に帰ったら洗濯物を入れる場所をしっかり決めて、そこに入れずに脱ぎっぱなしになっているものは注意をして、自分で入れさせる。こういったルールを徹底することで、時間はかかっても自然に靴下が片付けられるようになったという人も少なくないようです。
また、なかには厳しいルールをしいていて、かごに入れなかった洗濯物はその場でごみ袋に入れて捨ててしまうといった意見も。もちろん買い直すのは夫のお小遣いからだそうです。
結局のところ、許せる、許せないは夫への愛?
最終的に、靴下の脱ぎっぱなしを許せるかどうかについては、夫婦の関係が良好かどうかが一番重要そうでした。夫婦仲が良い家庭では、夫の甘えとして受け入れているママが多い反面、質問者は夫との会話すらほとんど無くなってしまっているようで、「靴下に嫌悪感があるのではなく、夫への不満が積もりに積もっている結果では?」と核心を突く回答も。
靴下を脱ぎっぱなしにするかどうかは、その人が育った環境によるものも多く、それが当たり前だからそうしていると言う人もいます。そのため、仕方ないと諦めているママも多いようで、逆に許せないのはきっちり片付ける家庭で育った人なのかもしれません。意外と多い「靴下脱ぎっぱなし夫」あなたなら許せますか?
(文・姉崎マリオ)