面倒な離乳食作りを「フリージング」で大幅時短する方法

第1回 “めんどうな”離乳食づくりはオサラバ!プロに聞いた時短テクニック
一般的に、生後5~6カ月ころから始まる離乳食。たくさん食べて健やかに育ってもらいたいとは思いつつ、野菜を茹でたり潰したり、はたまたおかゆを煮たり、一つひとつは簡単なことだけれど、毎日全部イチからというのはなかなか大変…。そこでおすすめしたいのが、「フリージング」という手法。

野菜のマッシュやダシはフリージングの定番!

今回そのコツを教えていただいたのは、パパ料理研究家として活躍する滝村雅晴さん。まずはどのような食材をフリージングすると良いのか、お話をうかがいました。

「離乳食のどの時期にも使えるのは、おかゆやダシといった離乳食のベースに使えるもの。また、カボチャやニンジン、タマネギ、ホウレンソウなどの茹でた野菜をマッシュしたものもフリージングしておくと便利です」

特に、“ダシ”はフリージングしておくと、離乳食作りの負担が軽減するのだとか。

「1回の離乳食で使うダシの量は、15~30cc程度ですよね。大さじ1~2杯分だけのダシを作るのは難しいですし、手間もかかります。ダシと聞くとかつおや昆布のイメージがあると思いますが、調理の工程でよくある『野菜を茹でる』時、その茹で汁はもう野菜ダシなんです。普段料理をする時に少し多めに作ったり、捨てずにとっておけば、あらためてダシをとる時間は必要ありません」

料理のついでにできるのも魅力ですが、例えば週末にまとめてフリージング用に調理するという時、野菜ダシなら先ほど滝村さんが挙げた「茹で野菜のマッシュ」も同時に作ることができるので、まさに一石二鳥。

また、冷凍したダシを作る時には、製氷皿などを使うのが一般的ですが、ラップや密閉袋に入れて棒状にすると◎。こうすることによって、使いたい分だけおろし金ですりおろすことができます。

面倒な離乳食作りを「フリージング」で大幅時短する方法

フリージングした食材は「なるべく早く使い切る」

このように、簡単に始めることができるフリージングですが、注意したいのが、衛生管理。当然、冷凍だからといって、安心安全ではありません。滝村さんいわく、「基本的には、1~2週間くらいで使い切るようにしましょう」とのこと。そしてもうひとつ注意点があるとのこと。

「一度解凍したものは、再冷凍しないというのが基本です。特におかゆは要注意。例えば、1食分だけ解凍したとしても、赤ちゃんが毎回全部食べてくれるとは限りません。もったいないからと残った分を再び冷凍するのは、やりがちだけど危険です。食事の際、スプーンですくったおかゆを同じスプーンで赤ちゃんの口に運びますよね。そこには何かしらの雑菌が付着してしまっているのです」

まだまだ成長途中の赤ちゃんは、少しのきっかけで体調を崩してしまいやすいもの。衛生管理にも気を配って、離乳食づくりをしなければいけないのですね。

作り立ての新鮮なものを食べさせてあげたい、そう思う人もいるかもしれませんが、フリージングをすれば、毎日の離乳食づくりの負担はグッと減ります。赤ちゃんだけでなく、ママ自身の体や心と相談しながら、おいしく楽しく離乳食づくりができたらいいですね。
(文・明日陽樹/考務店)

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

お話をお聞きした人

滝村雅晴
パパ料理研究家
パパ料理・親子料理で、家族の食育・共食と健康作り、ワークライフバランスを広める、日本で唯一の料理研究家。お父さん向けの「パパの料理塾」を開講。株式会社ビストロパパ代表取締役 日本パパ料理協会 会長飯士 農林水産省食育推進会議 専門委員なども務める。
パパ料理・親子料理で、家族の食育・共食と健康作り、ワークライフバランスを広める、日本で唯一の料理研究家。お父さん向けの「パパの料理塾」を開講。株式会社ビストロパパ代表取締役 日本パパ料理協会 会長飯士 農林水産省食育推進会議 専門委員なども務める。