カリウムたっぷりのスイスチャードで夏バテ予防!
見た目の美しさと栄養価の高さが注目され、スーパーでも見かけるようになってきたスイスチャード。どんな野菜なのか知らない方も多いのでは?
スイスチャードは、地中海沿岸が原産地のほうれん草と同じアカザ科フダンソウ属の葉野菜です。ピンクやオレンジ、黄色などのカラフルな茎に、肉厚で深い緑色の大きな葉っぱが特徴です。暑さに強く、ほぼ一年中栽培できることから、和名では「不断草(フダンソウ)」と呼ばれています。
スイスチャードは、ミネラル豊富で夏バテ予防にオススメのパワーフードです。パワーの秘密は、あの鮮やかなカラフルカラーにあるとか。
鮮やかな色はベタレイン色素といわれるもので、赤や紫色を発色する「ベタシアニン」、黄色や橙色を発色する「ベタキサンチン」の2つに分類されます。この色素のバランスによってカラフルな色になるそう。
特にベタシアニンには、強い抗酸化作用があるといわれています。活性酸素(からだを酸化=サビつかせる)を除去する働きがあり、老化の進行を遅らせるなどアンチエイジングが期待できます。
また、夏は大量の汗をかくことでカリウムなどのミネラルが汗と一緒に排出され、食欲不振や疲労を感じる「夏バテ」になりやすいです。そんな夏バテ改善に最適なのがスイスチャードです。
スイスチャードに含まれるカリウムは、葉野菜の中でトップクラスの含有量です。夏バテ予防や体内の余分なナトリウム(塩分)を排出しむくみ改善効果も期待できます。
さらに、目の疲れ緩和や皮膚・粘膜を健康に保つ働きがあり、乾燥肌やシワの改善が期待できるビタミンA(βカロテン)、丈夫な骨を形成するマグネシウムなどのミネラルも豊富です。
美味しい「スイスチャード」の選び方・オススメの食べ方
まずは美味しいスイスチャードの選び方のポイントを3つ!
1. 葉っぱが鮮やかな緑色で、軸や葉脈の色も鮮やかなもの
2. 葉と軸がピンと張っていてみずみずしいもの
3. 葉っぱが若くて、やわらかいもの
スイスチャードのオススメの食べ方は「生」です。
水に溶けやすい水溶性で熱に弱いため、豊富な栄養を丸ごと摂れる生がオススメです。
スイスチャードは、ほうれん草のようなエグミやクセもないので、生でも食べやすいです。カラフルで見た目も美しいサラダにして、食卓を一気に華やかに演出してみるのも良いでしょう。
今年の夏は、夏バテ予防に「スイスチャード」を食卓に迎えてみてはいかがでしょうか?