【離乳食の疑問】赤ちゃんはいつから大人と同じ「だし」が食べられる?

【離乳食の疑問】赤ちゃんはいつから大人と同じ「だし」が食べられる?

今日は離乳食にはなくてはならないだしについてお伝えします。最近ではベビーフードとして赤ちゃん用のだしも出ていますね。大人のだしと何が違うのでしょうか?また出汁と言っても、かつお・昆布・煮干しとさまざまな種類があります。それぞれいつから食べられるのでしょうか。

こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。先日こんな質問を受けました。「今、赤ちゃん用の市販の顆粒だしを使っているけど、いつから大人と一緒のだしが使えるの?」なるほど!というご質問でした。ということで今日は、いつから大人と同じだしが食べられる?というテーマでお話しますね。

大人と同じだしは離乳食初期から使える

「いつから大人と一緒のだしが使えるの?」という質問のお答えですが、実は離乳食初期から食べられます!

そうなんです。赤ちゃん用の顆粒だしを買ってこなくても、大人と同じだしを使えるんですね。赤ちゃん用として販売されているだしの中には、すでに味付けされたものもあります。ですので、私はできることなら素材から取っただしをおすすめしています。

では、どんなだしがあるのでしょうか?

赤ちゃんに使える基本のだし

離乳食インストラクター協会では、3種類の和のおだしを推奨しています。離乳食インストラクター協会で推奨している時期、合う料理、かんたんな作り方を見てみましょう。

昆布だし

離乳食初期から使えます。野菜に慣れたころからチャレンジしてみましょう。

【材料】
昆布:8cm 水:1L

【作り方】
1.昆布を、一晩、水につける。
2.火にかけ、鍋の周りに泡が出はじめたら菜箸で昆布を取り出す

【どんな料理に合う?】
お吸い物、鍋料理などに合います

かつお昆布だし

離乳食中期から使えます。赤身の魚に慣れたらチャレンジしてみましょう。

【材料】
昆布だし:1L かつお節:20g

【作り方】
1.昆布だしに、かつお節入れ、沸騰直前で火を止める
2.かつお節が自然に沈んでいくまで待つ(目安3~5)
3.ザルと布巾でこす

【どんな料理に合う?】
汁もの、煮物などどんな料理にも合う万能だしです

煮干しだし

離乳食後期から使えます。青背魚に慣れたらチャレンジしてみましょう。

【材料】
水:1L 煮干し:25g(頭内臓なし)

【作り方】
1.煮干しの頭と内臓をとる
2.30分水につける
3.中火で沸騰後弱火5分煮る
4.煮干しを取り出す

【どんな料理に合う?】
汁もの、煮物に合います。鍋料理にしてもおいしいですよ。上記の作り方にプラス昆布をいれると、うまみがアップしておいしいですよ!

大人の料理に使うだしを、ほんの少し赤ちゃん用に取り分けて、おいしい離乳食を作ってくださいね!

著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨

保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。

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