土用の丑の日にうなぎを食べるのはどうして?今さら聞けない「うなぎ」の基本のき

土用の丑の日にうなぎを食べるのはどうして?今さら聞けない「うなぎ」の基本のき

梅雨が明けると、やってくる蒸し暑い夏。その頃になると、スーパーなどの店頭で「土用の丑の日」という宣伝と共にうなぎがズラリと並びますよね。今回は、知ればもっとおいしくいただける「うなぎ」のお話。市販のうなぎの蒲焼きの上手な温め方や、アレンジレシピも合わせてお伝えします!

■そもそも「土用の丑の日」って何ですか?

土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間をさします。また、昔の暦では日にちに子、丑、寅…の十二支を割り振っていました。つまり「土用の丑の日」とは、土用の期間にめぐってくる丑の日を意味します。

現在では、土用といえば立秋前の「夏の土用」が一般的。「土用の丑の日」は、夏の土用におとずれる丑の日のことをさします。年によっては2回あり、1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」とよびます。

うなぎを食べるようになったワケ

「土用の丑の日」といえば、うなぎを食べることがすっかりおなじみですよね。この由来には諸説あって、その1つが、江戸時代の蘭学者・平賀源内が広めたというものです。

源内先生が、夏場の売上不振に悩む近所のうなぎ屋に相談され、「本日は土用の丑、鰻食うべし」と書いた看板を掲げるアドバイスをしたところ、大繁盛したことがきっかけだとか。

この話の以前から「土用の丑の日」に「う」から始まる物を食べるとよい、という言い伝えはあったそうです。たとえばうどん、ウリ、梅干しなど…。うから始まり、滋味あふれるうなぎが江戸の人々に支持されたのも納得ですね。

■チョイ技でおいしさアップ!うなぎ蒲焼きの温め方

手頃なお値段で食べられる市販のうなぎの蒲焼き。せっかくですから、ひと手間かけてお値段以上の味わいにしてみませんか。ふっくらした関東風、パリパリっとした関西風のどちらにも対応できるコツをお伝えします!パッケージに記載の温め方も参考にしながら、お好みの食感に仕上げてくださいね。

まずは水洗いで下ごしらえ!

まずは洗って、美味しいうなぎの温め方
by シラサカアサコさん

うなぎを流水で洗うと、酸化したタレを取り除けてくさみが和らぎます。タレが付いたまま加熱すると焦げやすいですが、水洗いすれば調理しやすいというメリットも。洗った後はキッチンペーパーなどで水気をふき取っておきましょう。

レシピをチェック!>>

電子レンジで!

電子レンジで加熱する前に、水か酒を少しかけておくとふっくらとした食感になりますよ。うなぎの皮面を下にして耐熱皿に置くとき、割り箸を2本ほど並べておけばべチャッとするのを防げます。

電子レンジの種類やワット数によりますが、1分間を目安に温めましょう。ラップをするかしないかは、水をかける量や好みの食感に合わせて選んでくださいね。

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