子育て夫婦のすれ違い、解決策は?

子育て夫婦のすれ違い、解決策は?

第3回 こっそり知りたい! パパをイクメンにする方法
子育て中は何かと夫婦間で摩擦が生じやすいもの。パパにひと言物申したいことはあっても、角が立ちそうでつい我慢してしまう…というママも少なくないのでは?

「ママの爆発は我慢を重ねた結果に生じるものですが、相手はきっと分かってくれていると思い込むことにも原因があります」と話すのは、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の徳倉康之さん。そこで、子育て中の夫婦が良好な関係性を築くためのヒントを聞いた。

●コミュニケーションの絶対量を増やそう
「夫婦だからといって、コミュニケーションなくして相手を理解することはできません。大切なのは2人だけの時間を作ること。例えば、子どもを寝かし付けてからアロマを炊いてキャンドルナイトをしたり、週末に2人で1週間分の献立を考えてみたり。どんな形でもいいので、夫婦が一緒に楽しみながらできることを考えてみましょう」

家事・育児に追われて、平日はほとんどパパとコミュニケーションが取れないというママもいるだろう。どうやってコミュニケーションしていけばいいのか、パパと一緒に考えるところから始めるのがよさそうだ

子育て夫婦のすれ違い、解決策は?

●LINE、Facebook、交換日記…etc
「ライフスタイルに合わせて、ITツールをコミュニケーションの道具とするのもひとつの手です。LINEやFacebookを使っているなら、SNS上で2人だけのグループを作り、そこで今日あった出来事を報告し合うのもいいでしょう。PCやスマホを使ったコミュニケーションが苦手な方は、手書きの交換日記も味があっておすすめですよ」

スマホなどを使って日常的にメッセージのやり取りはしていても、味気ない“業務連絡”だけに留まっているご夫婦も多いのでは? 写真や動画などを使って“楽しい”雰囲気を作るのがポイントだ

もちろん、こうしたコミュニケーションは一過性のものではなく、継続が大切。最近パパと話ができていない…と思ったら、無理のない範囲で日常のコミュニケーションを増やすことに意識を向けてみてはいかがだろうか?
(根岸達朗+ノオト)

お話をお聞きした人

徳倉康之
徳倉康之
NPO法人ファザーリング・ジャパン事務局長
「笑っている父親が社会を変える」をミッションに、ソーシャルビジネス営業として企業とNPOの協働に力を注ぎ2014年10月から理事として活動。共働きの妻と2男1女の三児のパパ。
「笑っている父親が社会を変える」をミッションに、ソーシャルビジネス営業として企業とNPOの協働に力を注ぎ2014年10月から理事として活動。共働きの妻と2男1女の三児のパパ。