揚げ油は何回使える?サラダ油はどうして“サラダ”?今さら聞けない「サラダ油」の基本のき

揚げ油は何回使える?サラダ油はどうして“サラダ”?今さら聞けない「サラダ油」の基本のき

■使い終わった油、正しい捨て方は?

使い終わった油の捨て方について、おさらいしておきましょう。揚げ物などで大量に使った油の処理で、最も手軽なのは、市販の凝固剤で固めて捨てる方法ですよね。凝固剤がない場合は、ポリ袋や牛乳パックに新聞紙や布などを入れ、冷ました油をしみ込ませればOK。

いずれの方法でも、生ごみとして捨てられます。くれぐれも、そのままキッチンの排水口に流さないようにしましょう。

一部では、油を回収してリサイクルを行っている自治体があります。油の廃棄については、お住まいの地域のルールをチェックすることをおすすめします。そして、傷む前に少量でも炒め物に使うなど、捨てる油の量をできるだけ少なくする心がけも大切ですね。

■ところで、どうしてサラダ油は“サラダ”なの?

ここで、ちょっとサラダ油の歴史のお話。
じつは、大正時代の終わり頃まで、日本で食用の油といえばもっぱら揚げ物用だったそうです。ところが、すでに西洋ではサラダのドレッシングに使うなど、生で油を口にする習慣は一般的なもの。

そんな中、当時の日清製油(現在の日清オイリオ)が、生でも食べられる質のいい油を「サラダ油」として発売。それが今も受け継がれているというわけなんです。大正デモクラシーの下で生まれた、絶妙なネーミングだったんですね。

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