2〜3カ月に1回の頻度ならむしろ良い夫?
意外と多い意見だったのが、激務の中でその頻度でしか泊まらないのであれば、気にする必要はないというコメントでした。やはりネット上でも、週に何回も会社に泊まっている経験のある人は多く、それに比べたら相談者の夫はかなり頑張って帰ってきているのでは? と感じる人が多かったようです。特に忙しい職場を経験したことのある人からは、「通勤の往復2時間を睡眠にあてたいときもある」と、夫の気持ちを代弁するようなコメントもありました。
さらに相談者の「寛大でいいのだろうか」という疑問に対して否定的な意見が多く、「そもそも寛大だとか、許す、許さないの問題ではない」と言った意見や、「そんなことで腹をたてるなんて社会を知らない」といった手厳しい意見もちらほら。

健康状態や仕事への影響が心配
会社での寝泊まりをさせるべきではないという意見の中には、寝具や風呂などがそろっていない会社で寝ること、その後にコンビニなどで朝食を済ませることなどから、健康に良くないという視点。また、「風呂に入っていない状態で、シャツやスーツもしわくちゃなまま営業にでて大丈夫?」と仕事への影響を懸念する声もでていました。
あらかじめ周囲のビジネスホテルの空きを調べてあげたり、日頃からロッカーなどに変えのシャツや下着を常備させているといった、夫の宿泊に準備万端な人もいるようです。
泊まりグセに注意
他にも宿泊に対して否定的な意見として、泊まりグセがついてしまうことを懸念する声もあります。宿泊することに寛容になってしまうと、どんどん宿泊のペースが多くなってしまって、家庭がおろそかになったり、連絡なしで宿泊するようになってしまう。慣れてしまうことで、家族や家庭への気配りが失われていってしまうことを危険視する意見も見受けられます。
会社に泊まる頻度によって意見はだいぶ変わりそうですが、今回の相談で話題となった2〜3カ月に1回という程度では、おおむね気にするほどのことではないという意見が多いようです。しかし、週に数回の頻度であれば問題であると考える人の比率は増えそう。とはいえ、たまに泊まる程度でも、心配になってしまう人にとっては心配なもの。そんな場合は、怒ったりするのではなく、素直に頻度に関係なく心配であることや寂しいことを伝えるのがいいのかもしれません。
(文・姉崎マリオ)